「ものづくり:make」を楽しみながら学ぶ人へ向けた独習サポートサイト。

micro:bit Lab.【マイクロビット】

micro:bit Lab.では、micro:bit【マイクロビット】に関する情報を紹介しています。

32GBのmicroSDカードに対応した音楽再生モジュール
15-15

MP3 v4.0(オーディオファイルの再生)

2026-02-032026-02-03

microSDカード(最大32GB)に保存したオーディオファイル(MP3・WAV・WMA)を再生するGroveモジュール[MP3 v4.0]について解説します。

1.MP3 v4.0

MP3 v4.0

seeedMP3 v4.0は、32GBまでのmicroSDカードに対応した音楽再生用のGroveモジュールです。あらかじめmicroSDカードに保存したオーディオファイル(MP3・WAV・WMA)を再生することができます。

音声の出力インターフェースとして、スピーカー端子(JST PH/2P)とオーディオジャック(3.5mm/ステレオ)を搭載しています。用途に合わせて、付属のスピーカー(モノラル)・ヘッドフォン・外部のアンプを使い分けることができます。

図1-1.MP3 v4.0の前面
図1-1.MP3 v4.0の前面

v4.0では、オーディオチップにWT2605CXを採用、またスピーカー出力用のオーディオアンプとしてHT6881というモノラルD級アンプを搭載しています。

図1-2.MP3 v4.0の背面
図1-2.MP3 v4.0の背面

動作電圧は5Vです。なお、手元の環境では3.3Vでも動作することを確認しております。ただし、3.3Vでの動作は公式の保証外であり、負荷などの条件によっては不安定になる可能性もあります。非公式な使い方になるため、ご自身の判断にてご使用ください。

2.MP3 v4.0の使い方

microSDカードにオーディオファイルを保存する

microSDカードにオーディオファイルを保存します。サポートしているオーディオファイルは次の通りです。

  • ファイル名:8.3形式(半角英数字)【例】0001.mp3、0002.wavなど
  • フォーマット:MP3・WAV・WMA
  • サンプリングレート(KHz):8・11.025・12・16・22.05・24・32・44.1・48
図2-1.microSDカードにオーディオファイルを保存する
図2-1.microSDカードにオーディオファイルを保存する

無料のテキスト読み上げソフトウェアであるVOICEVOXを使えば、豊富なキャラクター(音声ライブラリー)から選んで自由に音声(セリフ)を作ることができます。作った音声は、サンプリングレートが48KHzのWAV形式で書き出しできるので、そのまま再生できます。

microSDカードを挿入する

microSDカードをMP3 v4.0のmicroSDカードスロットに挿入します。向きを確認して、カチッと音がするまで押し込みます。

図2-2.microSDカードを挿入する
図2-2.microSDカードを挿入する

出力装置を接続する

用途に合わせて、付属のスピーカー(モノラル)・ヘッドフォン・外部のアンプなどを接続します。付属のスピーカー(モノラル)は、スピーカー端子(JST PH/2P)に接続します。

図2-3.付属のスピーカー(モノラル)を接続する
図2-3.付属のスピーカー(モノラル)を接続する

ヘッドフォン・外部のアンプは、オーディオジャック(3.5mm/ステレオ)に接続します。

図2-4.ヘッドフォン・外部のアンプを接続する
図2-4.ヘッドフォン・外部のアンプを接続する

Groveケーブルを接続する

Groveケーブルを使って、REKA:BITなどの拡張ボードと接続します。REKA:BITは、Groveデバイス(最大6個)のほか、サーボモーター(最大4個)・DCモーター(最大2個)が使える便利なmicro:bit用の拡張ボードです。

図2-5.Groveケーブルを接続する
図2-5.Groveケーブルを接続する
図2-6.Groveケーブルを接続する
図2-6.Groveケーブルを接続する

プログラミング

MP3 v4.0には、WT2605CXというオーディオチップが搭載されています。このチップの制御は、シリアル接続を介したATコマンドの送信により行います。コマンドにより、オーディオファイルの再生・停止、音量設定などの操作が可能です。

図2-7は、サンプルプログラムです。本プログラムでは、MP3 v4.0のRX・TXを、それぞれ拡張ボードのP0・P1に接続する仕様とし、関数としてオーディオファイルの再生(play)・停止(stop)、音量設定(volume)の3つを定義しました。

図2-7.MP3 v4.0サンプルプログラム
図2-7.MP3 v4.0サンプルプログラム

play関数の引数には、オーディオファイルのファイル名(拡張子を含む)を指定します。送信するATコマンドは[AT+SPLAY=sd0,ファイル名(sd0はmicroSDカードの意味)]です。

volume関数の引数には、0~31の値を指定します。この値は、32段階の音量を表し、0が最小(消音)、31が最大です。送信するATコマンドは[AT+VOL=番号]です。

stop関数に引数はありません。現在再生しているオーディオファイルを完全に停止して先頭に戻します。一時停止ではありません。送信するATコマンドは[AT+STOP]です。

なお、各ATコマンドの末尾には、改行コード(CR/文字コード13)の送信が必要です。また、ATコマンドを連続して送信すると、後発のコマンドを認識しない場合があるので、本プログラムでは100ミリ秒のウェイト(待機時間)を入れています。

上記以外にも、ATコマンドでさまざまな制御が行えます。より詳細な仕様については、WT2605CXのリファレンスマニュアルをご参照ください。

おすすめ

JVCケンウッド ポータブルスピーカー(SP-A55-B)

新開発スピーカーユニット&高性能ハイパワーアンプ採用し高音質設計。5mロングコードを採用。単3乾電池4本。

KIOXIA microSD 32GB

UHS-I、UHSスピードクラス1、SDスピードクラス10。保証期間:製品お買い上げ日より5年間 。

micro:bit×Groveで楽しむ電子工作

出版社
カットシステム
発売日
2019/9/1
この記事を読んだ人は、こんな記事にも興味があります。
スポンサーリンク
TOPへ移動
目次へ移動