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Accessのフォーム上に配置された手書き入力エリア

入力中の手書き文字を消す

2022-04-292022-04-29

Accessのフォーム上にInkPictureコントロールを配置することで、ペンや指先による手書き入力が可能になります。本記事では、入力中の手書き文字を消す「消去ボタン」を配置する手順を紹介します。

1.手書き入力(InkPictureコントロール)

InkPictureコントロールは、Windowsタブレットなどタッチ操作に対応したデバイスを使って、ペンや指先による手書き入力を可能にするコントロールです。このコントロールは、タッチ操作未対応のデバイスでも、マウス操作により手書きすることができます。本記事では、入力中の手書き文字を消す「消去ボタン」を配置する手順を紹介します。

図1-1.Accessのフォームに配置したInkPictureコントロールの例
図1-1.Accessのフォームに配置したInkPictureコントロールの例

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2.消去ボタンの配置

ボタンの追加

Accessのフォームに手書き入力エリアを配置する」で作成したフォームにボタンを追加します。フォーム上の適当な位置へ移動して、幅・高さを整えます。「標題」は「消去」、「名前」は「btn_消去」としました。

図2-1.ボタンの追加
図2-1.ボタンの追加

コードの入力

プロパティシートのイベントタブをクリックします。「クリック時」の欄で「イベントプロシージャ」を選択して、右側の「...」をクリックします。

図2-2.イベントプロシージャの選択
図2-2.イベントプロシージャの選択

VBA(Visual Basic for Applications)のコードエディター(VBE)が起動するので、消去ボタンがクリックされたときに実行されるコードを入力します。

手書き文字は、ストロークという情報として一筆毎に保存されています。InkPictureコントロールのストローク情報をすべて削除することで、手書き入力された文字の情報が消えます。その後、InkPictureコントロールの再クエリー(またはフォームの再計算)により、フォーム上に表示されている手書き文字を消去しています。

図2-3.コードの入力
図2-3.コードの入力

以上で、消去ボタンの配置が完了です。左側のオブジェクト一覧で「手書き入力フォーム」をダブルクリック、または右クリック後「開く」を選択して、フォームを実行します。

図2-4.フォームの実行
図2-4.フォームの実行

消去ボタンをクリックして、入力中の手書き文字が消えれば完成です。

図2-5.手書き文字の消去
図2-5.手書き文字の消去

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