ヘッドフォン出力・ライン入力間昇圧トランスキット

ヘッドフォン出力の信号をライン入力に適した電圧へ昇圧するための組み立てキット「ヘッドフォン出力・ライン入力間昇圧トランスキット（K-12341）」を紹介します。

秋月電子通商の「ヘッドフォン出力・ライン入力間昇圧トランスキット（K-12341）」は、ヘッドフォン出力の信号をライン入力に適した電圧へ昇圧するための組み立てキットです。昇圧には、サンスイのトランジスタ用小型トランス「ST-32」を使用します。コイルの巻き数比は1:12です。入力信号の電力で動作するため、電源は不要です。ヘッドフォン出力とライン入力用の端子（IN・OUT）は、3.5mmステレオミニジャックです。入出力間は絶縁されています。

下図は組立説明書から引用したヘッドフォン出力・ライン入力間昇圧トランスキットの原理です。

組み立て

部品点数は少なく、専用基板・3.5mmステレオミニジャック（2個）・トランス「ST-32」（2個）です。それぞれを専用基板にハンダづけします。

完成したヘッドフォン出力・ライン入力間昇圧トランスキットです。

完成後は、そのままでもいいのですが、部品やハンダ面の破損を防ぐために、別売りのアクリルパネルなどを使って保護します。ヘッドフォン出力・ライン入力間昇圧トランスキットの専用基板は、45mm×45mmの45基板を使用しています。秋月電子通商では、45基板用に加工したアクリルパネル（透明・ガラス色・白・スモーク）を販売しています。写真の45基板用アクリルパネルはガラス色です。

使用方法

スマートフォンや音楽プレイヤーのヘッドフォン出力端子を3.5mmステレオミニジャックのIN側、OUT側をオーディオ機器のライン入力端子へ接続します。