データーを別のNASへ定期的にバックアップする
NASのファイル共有によるデーター消失の危険性を低減する方法のひとつとして、データーを別のNASへ定期的にバックアップする手順を紹介します。
データーを別のNASへ定期的にバックアップする
前回の記事「NASのバックアップ環境構築(オンプレミス)」で解説したNASのファイル共有によるデーター消失の危険性を低減する方法のひとつとして、データーを別のNASへ定期的にバックアップする手順を紹介します。本記事で紹介する構成は次の通りです。常時アクセス環境・バックアップ環境ともに同構成となります。
- NAS:BUFFALO LS220DN0802B
- 無停電電源装置(UPS):APC RS 400VA BR400S-JP
常時アクセス環境のNASを「LS220D-01」、バックアップ環境のNASを「LS220D-02」とします。いずれにも共有フォルダーとして「share(公開フォルダー)」を登録済みです。この共有フォルダー「share」を定期的にバックアップします。
バッファロー LS220DN0802B
大容量HDD搭載で小規模オフィスのファイル共有・バックアップに最適。長時間稼働に適した信頼性ある「WD Red」を採用。HDDを2台搭載で、データを自動で二重化する「RAID1(ミラーリング)」で安心。
バックアップ先の操作
バックアップ「先」の操作です。本記事では「LS220D-02」です。ログイン後「詳細設定」をクリックします。
「ファイル共有」>「共有フォルダー」の順にクリックします。
登録済みの共有フォルダー(本記事では「share」とする)をクリックします。
「編集」をクリックします。
バックアップ先として使用するため「バックアップ」にチェックを付けます。また、バックアップ先として公開するための「バックアップ公開パスワード」を入力します。
「OK」をクリックします。
一覧の「バックアップ」欄にチェックが付いていることを確認します。
バックアップ元の操作
バックアップ「元」の操作です。本記事では「LS220D-01」です。ログイン後「詳細設定」をクリックします。
「バックアップ」>「バックアップ」の順にクリックします。
検索用パスワードの「設定」をクリックします。
バックアップ先の共有フォルダーに設定した「バックアップ公開パスワード」を入力して「OK」をクリックします。
「バックアップタスクの追加」をクリックします。
タスク名・実行スケジュール・実行日時・動作モードなどを指定します。本記事では「夜間バックアップ」という名前で「毎日」「1時0分」に「上書きバックアップ(差分)バックアップ」するように指定しました。
各項目の詳しい説明は「?マーク」をクリックして「ヘルプ」にチェックを付けると表示されます。
「追加」をクリックします。バックアップ元フォルダー名の「参照」をクリックします。
バックアップする共有フォルダー(本記事では「share」とする)を選択して「OK」をクリックします。
バックアップ先フォルダー名の「参照」をクリックします。
自動的にバックアップ可能な共有フォルダー(本記事では「LS220D-02」内の「share」)が検索されて一覧表示されます。共有フォルダーを選択して「OK」をクリックします。
バックアップ元フォルダー名・バックアップ先フォルダー名が正しく選択されていることを確認して「OK」をクリックします。
バックアップタスクが登録され一覧に表示されます。スケジュール通りにバックアップが動作することを確認します。
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