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起動オプション(inst.resolution)を追加する

RHEL8 インストール時に画面の解像度を指定する

2021-08-142021-08-14

RHEL8(Red Hat Enterprise Linux 8)のインストール時に、画面の解像度を指定する方法を紹介します。本記事執筆時点でのRHEL8は、バージョン8.4です。

インストール時に画面の解像度を指定する

仮想環境にRHEL8(Red Hat Enterprise Linux 8)をインストールしているとき、コンソールにインストール画面が収まらず、右端が切れることがあります。図1-1は、macOS上で動作する仮想環境ソフトウェアであるVMware Fusionにインストールしているようすです。

図1-1.右端が切れたインストール画面
図1-1.右端が切れたインストール画面

こんな時は、起動オプションを追加して、インストール画面の解像度を指定します。追加する起動オプションは「inst.resolution」です。この起動オプションは、インストール画面(グラフィカルモード)の解像度を指定することができ、形式はNxMです。Nが画面の幅、Mが画面の高さ、単位はピクセルです。最小解像度は、1024x768です。

起動オプションの追加

起動オプションの追加は、インストール時に表示される最初のメニュー画面で行います。「Install Red Hat Enterprise Linux 8.4」にカーソルを当てて「Tab」キーを押します。

図1-2.RHEL8 インストール時のメニュー画面
図1-2.RHEL8 インストール時のメニュー画面

画面下に、現在の起動オプションなどが表示されます。

図1-3.RHEL8 起動オプションの確認
図1-3.RHEL8 起動オプションの確認

スペースに続けて、画面の解像度を指定する起動オプション「inst.resolution=1024x768」を追加します。「x」は、小文字のエックスです。入力ミスがないことを確認して「Enter」キーを押します。

図1-4.RHEL8 起動オプションの追加(inst.resolution)
図1-4.RHEL8 起動オプションの追加(inst.resolution)

インストール画面が、コンソールに収まりました。

図1-5.正しく表示されたRHEL8のインストール画面
図1-5.正しく表示されたRHEL8のインストール画面

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