ATOM Mate for toio
M5StackのATOMシリーズ(Lite・Matrix)とtoioコアキューブを連携する拡張ベース「ATOM Mate for toio」を紹介します。
ATOM Mate for toio
ATOM Mate for toio
ATOM Mate for toioは、M5StackのATOMシリーズ(Lite・Matrix)とtoioコアキューブを連携する拡張ベースです。M5Stack社と株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントのコラボ商品(日本限定)として開発されました。
ATOM Mate for toio本体の底面が、LEGO互換のベースになっているので、そのままtoioコアキューブに取り付けられます。また、バッテリー(90mAh)を内蔵しているので、ATOMシリーズに電源を供給できます。つまり、外部からの電源供給なしで自走できるのです。バッテリーは、2時間で満充電、30分間動作します。
toioコアキューブの制御は、M5Stackシリーズの開発環境であるUIFlowに追加されたtoio用のブロックで行います。toioコアキューブは、もともと技術仕様が公開されているので、UIFlowからも細かな制御が行えるように、さまざまなブロックが用意されています。UIFlow(オンライン版)を使って、ATOM Matrixの開発をはじめる手順を「はじめてのATOM Matrix(オンライン版UIFlow)」で詳しく紹介しています。
側面には、LEGO互換の穴が開いているので、M5Stack用の各種ユニットが取り付けられるほか、LEGOと組み合わせれば、こんな手のひらサイズのロボットも。これは夢が広がる!
ATOM Mate for toioは、スイッチサイエンスのウェブショップ(ATOM Mate for toioの購入ページ)にて販売中です。
ATOM Mate for toioの各部紹介
埴輪(はにわ)の顔のようなと形容されるこの面が正面です。口の部分には、TOF(Time-of-Flight)方式による距離検出センサー「VL53L0X」が内蔵されており、最大2mまでの絶対距離を測定できます。鼻に見える部分は、ケーブルをさばくための溝となっています。
目の部分は、LEGO互換の穴が開いているので、LEGOテクニックシリーズのコネクターペグを差し込むことができます。
背面には、小さな電源スイッチがあります。左側が電源オフ(TOF無効・充電可)、右側が電源オン(TOF有効・充電不可)となっています。充電は、ATOMシリーズ本体にUSB Type-Cのケーブルを接続して行います。充電時には、オレンジ色のLED(左側)が点灯、満充電で緑色のLED(右側)が点灯します。2時間で満充電となり、30分間動作します。
底面は、LEGO互換のベースとなっているので、そのままtoioコアキューブに取り付けられます。ATOM Mate for toioの正面(埴輪の顔)とtoioコアキューブのロゴ面を合わせます。
上部には、ピンヘッダーがあり、ATOMシリーズ(ATOM Matrix、またはATOM Lite)を接続します。
ATOM Matrixを接続したようすです。USB Type-Cのコネクタ、およびGrove端子が背面になります。
ATOM Matrix
M5Stackシリーズの中で最もコンパクトな開発モジュール。赤外線LED、パネル上の5 x 5 RGBマトリクスLED、内蔵IMUセンサ(MPU6886)、Grove互換インターフェースを備えています。
ATOM Liteを接続したようすです。同様に、USB Type-Cのコネクタ、およびGrove端子が背面になります。
ATOM Matrixを接続して、toioコアキューブに取り付けたようす(前面)です。
こちらは、背面のようすです。サイズは、およそ幅32mm×奥行32mm×高さ55mmです。とてもコンパクトなロボットのできあがりです。
LEGOのパーツがあれば、こんなかわいいロボットも!
サンプルプログラムも充実
toioコアキューブと連携するためのサンプルプログラムが充実しているので、すぐに動作を試すことができます。
こちらは、距離検出センサー「VL53L0X」を使って、障害物をよけるサンプルプログラム「Atom toio Tof」です。
UIFlow(オンライン版)を使って、ATOM Matrixの開発をはじめる手順を「はじめてのATOM Matrix(オンライン版UIFlow)」で詳しく紹介しています。
おすすめ
ATOM Matrix
M5Stackシリーズの中で最もコンパクトな開発モジュール。赤外線LED、パネル上の5 x 5 RGBマトリクスLED、内蔵IMUセンサ(MPU6886)、Grove互換インターフェースを備えています。