「ものづくり:make」を楽しみながら学ぶ人へ向けた独習サポートサイト。

and more...

Lab.以外の情報を紹介しています。

M5StackのATOMシリーズとtoioコアキューブを連携する拡張ベース

ATOM Mate for toio

2022-11-222022-11-22

M5StackのATOMシリーズ(Lite・Matrix)とtoioコアキューブを連携する拡張ベース「ATOM Mate for toio」を紹介します。

ATOM Mate for toio

ATOM Mate for toio

ATOM Mate for toioは、M5StackのATOMシリーズ(Lite・Matrix)とtoioコアキューブを連携する拡張ベースです。M5Stack社と株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメントのコラボ商品(日本限定)として開発されました。

図1-1.ATOM Mate for toio(前面と背面)
図1-1.ATOM Mate for toio(前面と背面)

ATOM Mate for toio本体の底面が、LEGO互換のベースになっているので、そのままtoioコアキューブに取り付けられます。また、バッテリー(90mAh)を内蔵しているので、ATOMシリーズに電源を供給できます。つまり、外部からの電源供給なしで自走できるのです。バッテリーは、2時間で満充電、30分間動作します。

図1-2.toioコアキューブに取り付けたATOM Mate for toio(前面と背面)
図1-2.toioコアキューブに取り付けたATOM Mate for toio(前面と背面)

toioコアキューブ

創意工夫を引き出す、ロボットトイ「toio」本体です。

toioコアキューブの制御は、M5Stackシリーズの開発環境であるUIFlowに追加されたtoio用のブロックで行います。toioコアキューブは、もともと技術仕様が公開されているので、UIFlowからも細かな制御が行えるように、さまざまなブロックが用意されています。UIFlow(オンライン版)を使って、ATOM Matrixの開発をはじめる手順を「はじめてのATOM Matrix(オンライン版UIFlow)」で詳しく紹介しています。

図1-3.UIFlowに追加されたtoio用のブロック
図1-3.UIFlowに追加されたtoio用のブロック

側面には、LEGO互換の穴が開いているので、M5Stack用の各種ユニットが取り付けられるほか、LEGOと組み合わせれば、こんな手のひらサイズのロボットも。これは夢が広がる!

図1-4.ATOM Mate for toioとLEGOで作るロボット
図1-4.ATOM Mate for toioとLEGOで作るロボット

ATOM Mate for toioは、スイッチサイエンスのウェブショップ(ATOM Mate for toioの購入ページ)にて販売中です。

ATOM Mate for toioの各部紹介

埴輪(はにわ)の顔のようなと形容されるこの面が正面です。口の部分には、TOF(Time-of-Flight)方式による距離検出センサー「VL53L0X」が内蔵されており、最大2mまでの絶対距離を測定できます。鼻に見える部分は、ケーブルをさばくための溝となっています。

図2-1.ATOM Mate for toio(前面)
図2-1.ATOM Mate for toio(前面)

目の部分は、LEGO互換の穴が開いているので、LEGOテクニックシリーズのコネクターペグを差し込むことができます。

図2-2.LEGOテクニックシリーズのコネクターペグ
図2-2.LEGOテクニックシリーズのコネクターペグ

背面には、小さな電源スイッチがあります。左側が電源オフ(TOF無効・充電可)、右側が電源オン(TOF有効・充電不可)となっています。充電は、ATOMシリーズ本体にUSB Type-Cのケーブルを接続して行います。充電時には、オレンジ色のLED(左側)が点灯、満充電で緑色のLED(右側)が点灯します。2時間で満充電となり、30分間動作します。

図2-3.ATOM Mate for toio(背面)
図2-3.ATOM Mate for toio(背面)

底面は、LEGO互換のベースとなっているので、そのままtoioコアキューブに取り付けられます。ATOM Mate for toioの正面(埴輪の顔)とtoioコアキューブのロゴ面を合わせます。

図2-4.ATOM Mate for toio(底面)
図2-4.ATOM Mate for toio(底面)

上部には、ピンヘッダーがあり、ATOMシリーズ(ATOM Matrix、またはATOM Lite)を接続します。

図2-5.ATOM Mate for toio(上部)
図2-5.ATOM Mate for toio(上部)

ATOM Matrixを接続したようすです。USB Type-Cのコネクタ、およびGrove端子が背面になります。

図2-6.ATOM Matrixを接続したATOM Mate for toio
図2-6.ATOM Matrixを接続したATOM Mate for toio

ATOM Matrix

M5Stackシリーズの中で最もコンパクトな開発モジュール。赤外線LED、パネル上の5 x 5 RGBマトリクスLED、内蔵IMUセンサ(MPU6886)、Grove互換インターフェースを備えています。

ATOM Liteを接続したようすです。同様に、USB Type-Cのコネクタ、およびGrove端子が背面になります。

図2-7.ATOM Liteを接続したATOM Mate for toio
図2-7.ATOM Liteを接続したATOM Mate for toio

ATOM Lite

M5Stackシリーズの中で最もコンパクトな開発モジュール。赤外線LED、RGB LED、ボタン、Grove互換コネクタを備えています。

ATOM Matrixを接続して、toioコアキューブに取り付けたようす(前面)です。

図2-8.toioコアキューブに取り付けたATOM Mate for toio(前面)
図2-8.toioコアキューブに取り付けたATOM Mate for toio(前面)

こちらは、背面のようすです。サイズは、およそ幅32mm×奥行32mm×高さ55mmです。とてもコンパクトなロボットのできあがりです。

図2-9.toioコアキューブに取り付けたATOM Mate for toio(背面)
図2-9.toioコアキューブに取り付けたATOM Mate for toio(背面)

LEGOのパーツがあれば、こんなかわいいロボットも!

図2-10.ATOM Mate for toioとLEGOで作るかわいいロボット
図2-10.ATOM Mate for toioとLEGOで作るかわいいロボット

サンプルプログラムも充実

toioコアキューブと連携するためのサンプルプログラムが充実しているので、すぐに動作を試すことができます。

図2-11.toioコアキューブと連携するためのサンプルプログラム
図2-11.toioコアキューブと連携するためのサンプルプログラム

こちらは、距離検出センサー「VL53L0X」を使って、障害物をよけるサンプルプログラム「Atom toio Tof」です。

図2-12.障害物をよけるサンプルプログラム「Atom toio Tof」
図2-12.障害物をよけるサンプルプログラム「Atom toio Tof」

UIFlow(オンライン版)を使って、ATOM Matrixの開発をはじめる手順を「はじめてのATOM Matrix(オンライン版UIFlow)」で詳しく紹介しています。

おすすめ

toioコアキューブ

創意工夫を引き出す、ロボットトイ「toio」本体です。

ATOM Matrix

M5Stackシリーズの中で最もコンパクトな開発モジュール。赤外線LED、パネル上の5 x 5 RGBマトリクスLED、内蔵IMUセンサ(MPU6886)、Grove互換インターフェースを備えています。

ATOM Lite

M5Stackシリーズの中で最もコンパクトな開発モジュール。赤外線LED、RGB LED、ボタン、Grove互換コネクタを備えています。

M5Atomで作る歩行ロボット

著 者
Robo Takao
出版社
‎工学社
発売日
2022/3/26

M5Stack/M5Stickではじめる かんたんプログラミング

著 者
田中 正幸
出版社
‎マイナビ出版
発売日
2022/4/14
この記事を読んだ人は、こんな記事にも興味があります。
スポンサーリンク
TOPへ移動
目次へ移動