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API KEYの確認とWi-Fi情報の設定

はじめてのATOM Matrix(オンライン版UIFlow)

2022-11-182022-11-19

本記事では、ATOM MatrixにWi-Fi情報を設定後、UIFlow(オンライン版)と接続して、プログラムが実行できることを確認します。使用するOSはWindowsです。

シリアルドライバーの確認とインストール

シリアルドライバーの確認

ATOM Matrixに必要なシリアルドライバーがインストールされていることを、以下の手順で確認します。まず、Windowsの「スタートメニュー」を右クリックして「デバイスマネージャー」を選択します。次に、ATOM MatrixとパソコンをUSBケーブルで接続します。

ATOM Matrix

M5Stackシリーズの中で最もコンパクトな開発モジュール。赤外線LED、RGB LED、ボタン、Grove互換コネクタを備えています。

デバイスマネージャーの一覧に「ポート(COMとLPT)」>「USB Serial port(COMxx)」と表示された場合、シリアルドライバーは正しくインストールされています。COMxx(xxは任意)がポート名です。シリアルドライバーのインストールは不要なので、次の「ファームウェアの更新、およびAPI KEYの確認とWi-Fi情報の設定」へ進みます。

図1-1.デバイスマネージャー(ドライバーがインストールされている場合)
図1-1.デバイスマネージャー(ドライバーがインストールされている場合)

「他のデバイス」>「USB Serial Port」と表示された場合、以下の手順に沿ってシリアルドライバーをインストールします。

図1-2.デバイスマネージャー(ドライバーがインストールされていない場合)
図1-2.デバイスマネージャー(ドライバーがインストールされていない場合)

シリアルドライバーのダウンロード

FTDIの「Virtual COM Port Drivers」からシリアルドライバーのインストール用ファイルをダウンロードします。ダウンロード後、任意の場所へ解凍しておきます。

図1-3.FTDIのVirtual COM Port Drivers
図1-3.FTDIのVirtual COM Port Drivers

「他のデバイス」>「USB Serial Port」を右クリックして「ドライバーの更新」を選択します。

図1-4.ドライバーの更新
図1-4.ドライバーの更新

「コンピューターを参照してドライバーを探索」をクリックします。

図1-5.コンピューターを参照してドライバーを探索
図1-5.コンピューターを参照してドライバーを探索

「参照」をクリックして、ダウンロードしたインストール用ファイルのフォルダー(解凍したもの)を選択します。「次へ」をクリックします。

図1-6.コンピューター上のドライバーを参照
図1-6.コンピューター上のドライバーを参照

ドライバーが正常にインストールされたことを確認して「閉じる」をクリックします。

図1-7.ドライバーのインストール完了
図1-7.ドライバーのインストール完了

表示が「ポート(COMとLPT)」>「USB Serial port(COMxx)」になることを確認します。以上で、シリアルドライバーのインストールは完了です。

図1-8.ドライバーのインストール完了後の確認
図1-8.ドライバーのインストール完了後の確認

ファームウェアの更新、およびAPI KEYの確認とWi-Fi情報の設定

ファームウェアの更新

M5Burnerというツールを使って、ATOM Matrixのファームウェアを更新します。まず、M5Stackの「Developer Tools」にアクセスして、M5Burnerをダウンロードします。ダウンロード後、任意の場所へ解凍しておきます。

図2-1.M5StackのDeveloper Tools
図2-1.M5StackのDeveloper Tools

解凍したファイルの中から「M5Burner」を起動します。

図2-2.M5Burnerの起動
図2-2.M5Burnerの起動

M5Burnerが起動するので、左の一覧から「ATOM」を選択します。「UIFlow_Matrix」で最新のバージョン(下図ではv1.10.8)を選択後「Download」をクリックします。

図2-3.ファームウェアのダウンロード
図2-3.ファームウェアのダウンロード

正常にダウンロードされたことを確認します。

図2-4.ファームウェアのダウンロード完了
図2-4.ファームウェアのダウンロード完了

「Burn」をクリックします。

図2-4.ファームウェアの書き込み
図2-4.ファームウェアの書き込み

Wi-Fiに関する設定(SSIDとパスワード)の入力欄が表示されますが、ここでは入力せずに「Next」をクリックします。

図2-5.Wi-Fiに関する設定
図2-5.Wi-Fiに関する設定

「Start」をクリックします。

図2-6.ファームウェアの書き込み開始
図2-6.ファームウェアの書き込み開始

ATOM Matrixにファームウェアが書き込まれるので、しばらく待ちます。

図2-7.ファームウェアの書き込み中
図2-7.ファームウェアの書き込み中

正常に書き込まれたことを確認して「Burn successfully, click here to return」をクリックします。

図2-8.ファームウェアの書き込み完了
図2-8.ファームウェアの書き込み完了

API KEYの確認とWi-Fi情報の設定

「Configurate」をクリックします。

図2-9.Configurate
図2-9.Configurate

COMポートのポート名を確認して「Load」をクリックします。

図2-10.ポート名の確認
図2-10.ポート名の確認

現在の設定内容が表示されます。API KEYの値は、後で使用するので忘れないように書き留めます。ATOM Matrixが、インターネットに接続するためのWi-Fi情報(SSIDとパスワード)を入力します。または、青いパソコンのアイコンをクリックすると、パソコンでアクティブなWi-Fi情報を自動的に取得します。「Save」をクリックして、Wi-Fi情報を保存します。

図2-11.API KEYの確認とWi-Fi情報の設定
図2-11.API KEYの確認とWi-Fi情報の設定

Wi-Fiの接続状態は、ATOM MatrixのLEDマトリックスの色で判断します。成功時は緑色、失敗時は赤色になります。接続に失敗した場合、Wi-Fi情報を見直します。

図2-12.Wi-Fiの接続状態の確認
図2-12.Wi-Fiの接続状態の確認

ATOM Matrix

M5Stackシリーズの中で最もコンパクトな開発モジュール。赤外線LED、RGB LED、ボタン、Grove互換コネクタを備えています。

UIFlow(オンライン版)での接続確認

ATOM Matrixの開発環境である「UIFlow(オンライン版)」にアクセスします。書き留めたAPI KEYを入力して、使用する言語・デバイス(ATOM Matrix)の選択後「OK」をクリックします。

図3-1.UIFlow(オンライン版)
図3-1.UIFlow(オンライン版)

UIFlowと手元のATOM Matrixが接続されると、左下のステータス欄が「接続済み」となります。「Disconnected」の場合、正しく接続されていないので、ATOM MatrixのLEDマトリックスが緑色である(正常にWi-Fi接続されている)こと、API KEYが正しいことをもう一度確認します。

図3-2.UIFlowとATOM Matrixの接続の確認
図3-2.UIFlowとATOM Matrixの接続の確認

プログラムが実行されることを確認します。

図3-3.プログラムの実行確認
図3-3.プログラムの実行確認

M5Stack/M5Stickではじめる かんたんプログラミング

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田中 正幸
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‎マイナビ出版
発売日
2022/4/14

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