漢字TALK 7.5.3から7.5.5へのアップデート
復活したMacintosh LC IIIのシステムを漢字TALK 7.5.3から7.5.5へアップデートします。
本記事は、Macintosh LC IIIの復活を試みたものです。Macintosh LC IIIは、製造からすでに30年ほど経過しており、経年劣化による事故を招く恐れがあります。本記事を参考にされる場合は、変化や異常を感じたら、すぐに使用を中止してください。
復活までの道のり
漢字TALK 7.5.3から7.5.5へのアップデート
日経MAC1997年3月号の付録CD-ROM
前回、日経MAC1997年3月号の付録CD-ROMに収録されている「漢字TALK 7.5.3 アップデータ」を使って「漢字TALK 7.5.1から7.5.3へのアップデート」を行いました。今回は、さらにバージョン7.5.5へアップデートします。
漢字TALK 7.5.3から7.5.5へのアップデート
付録CD-ROMをキャディに入れて、外付けのCDドライブに挿入。キャディって何?と思った人は「Macintosh LC IIIの復活(後編)」をご覧ください。
漢字TALK 7.5.5のアップデータは、ディスクイメージというファイルで提供されています。このままでは使用できないので、ShrinkWrapでデスクトップにマウントします。ShrinkWrapは同CD-ROM内に収録されているので、そのままディスクイメージファイルをドラッグ&ドロップすればOKです。
「インストーラー」を起動します。
「同意します」をクリック。
インストール先ディスクが「Internal Disk」であることを確認して「インストール」をクリック。
インストールの準備中...
アップデートが始まりました。しばらくこのまま待機。
インストールの完了中...あと少しです。
完了しました。再起動します。
再起動後、バージョンを確認します。
リンゴマークをクリックして・・・
ん?
アップルメニューが開かない。
なんか処理がめっちゃ重くなってる。
もう一度、リンゴマークをクリックしたまま・・・
1、2、3、4、5・・・・・・15、あっ、開いた!
このMacintoshについて...
システムソフトウェア 15,565K・・・なんでやねん!
インストールは完了したのですが、再起動してみると激重なシステムへ変貌していました。Macintosh LC IIIのメモリー20MB(オンボード4MB+増設16MB)のうち、4分の3ほどをシステムが使用している状態。バージョン 7.5.3では3,769Kだったので、驚くほど増加しています。
何度か再起動してみたのですが、結果は同じ。調べるにも効率が悪いので、ここはいったんバージョンを戻します。漢字TALK 7.5.1の再インストール。漢字TALK 7.5.1のインストール用CD-ROMで起動して、バージョン7.5.5のファイルをすべて削除します。
さようなら、漢字TALK 7.5.5。