PHP7.2系のインストール
Apache(バージョン2.4系)でWebサーバーを構築します。この記事では、PHP7.2系のインストールについて解説します。
2-4-1.インストール
PHP7.2系のインストールには「2-1.インストールの準備」でダウンロードした次のファイルを使用します。
- php-7.2.x-Win32-VC15-x64.zip - xはポイントリリース番号
展開(unzip)する
ダウンロードしたファイルを右クリックして、「すべて展開」を選択します。
「展開」をクリックします。
展開が完了するまでしばらく待ちます。
展開されたことを確認します。
フォルダーをコピーする
展開されたphp-7.2.x-Win32-VC15-x64フォルダーをCドライブ直下へコピーします。
php-7.2.x-Win32-VC15-x64フォルダーが、Cドライブ直下へコピーされたことを確認します。C:\php-7.2.x-Win32-VC15-x64となります。
コピーしたphp-7.2.x-Win32-VC15-x64フォルダーの名前をphpに変更します。C:\phpとなります。
PHPの設定
PHPの設定を行います。PHP7.2系の各種設定は、C:\phpフォルダー内にあるphp.iniファイルによって行いますが、初期状態では存在しません。まず、C:\php\php.ini-productionファイルを複製した後、名前を変更してphp.iniファイルを作成します。
タイムゾーンの設定を行います。date.timezoneを検索して、表2-4-1-1のように追記します。
マルチバイトサポート(日本語)の設定を行います。php_mbstringとmbstring.languageを検索して、表2-4-1-2のように追記します。
Apacheの設定
ApacheからPHPが使えるように設定します。設定は、C:\Apache24\confフォルダー内にあるhttpd.confファイルによって行います。
ファイルの末尾へ、表2-4-1-3のように追記します。
Apacheの再起動
設定を有効にするために、Apacheを再起動します。
2-4-2.動作確認
PHPの動作確認を行います。
まず、ApacheのDocumentRootフォルダーであるC:\Apache24\htdocsフォルダーにphpinfo.phpファイルを作成します。
作成したphpinfo.phpファイルの内容を、表2-4-2-1のようにします。
IEなどのブラウザーから、http://localhost/phpinfo.phpへアクセスします。図2-4-2-1のような画面が表示されれば、問題ありません。
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