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照明器具を制御するDMXソフトウェア

QLC +でムービングヘッドライトを制御する

2021-02-042021-02-04

前回の「QLC +をインストールする」で紹介したDMXソフトウェア「Q Light Controller Plus(QLC +)」を使って、ムービングヘッドライト「BETOPPER LM70」を制御します。

準備

シンプル卓

今回は、Windows 10にインストールしたDMXソフトウェア「Q Light Controller Plus(以下、QLC +)」の「シンプル卓」を使って、BETOPPER LM70を制御します。パソコンの画面上に表示されたフェーダーをマウスで操作して、各チャネルの値を変化させることができます。

図1-1.DMXソフトウェア「QLC +」のシンプル卓
図1-1.DMXソフトウェア「QLC +」のシンプル卓

制御するBETOPPER LM70です。詳しくは「ムービングヘッドライトを使ってみた」で紹介しています。

図1-2.BETOPPER LM70
図1-2.BETOPPER LM70

準備

QLC +のインストールが終わっていない場合は「QLC +をインストールする」を参考にしてインストールしてください。

また、パソコンとBETOPPER LM70を接続するためのインターフェースが別途必要です。今回は、USBドングル付きのDMXケーブルを使用しました。USBドングルには、USBインターフェースとシリアルインターフェースを変換するFTDIチップを内蔵しています。

図1-3.USBドングル付きDMXケーブル
図1-3.USBドングル付きDMXケーブル

USBドングル付きDMXケーブル(5m)

ステージ照明器具制御ケーブル。USB-RS485コンバータ。

QLC +でムービングヘッドライトを制御する

パソコンとUSBドングルの接続

Windows 10パソコンにUSBドングルを差し込みます。USBドングルのLEDが一瞬だけチカチカしますが、すぐに消灯します。

図2-1.USBドングルの接続
図2-1.USBドングルの接続

Windows 10で正しく認識すると「スタート」>「設定」>「デバイス」画面に「FT232R USB UART」と表示されます。

図2-2.「FT232R USB UART」が表示される
図2-2.「FT232R USB UART」が表示される
正しく認識しない場合

Windows 10で正しく認識せず「FT232R USB UART」が表示されない場合、FTDI(Future Technology Devices International Limited)からドライバー(D2XX Drivers)をダウンロードしてインストールしてください。

BETOPPER LM70とDMXケーブルの接続

USBドングル付きDMXケーブルのXLRコネクター側を、BETOPPER LM70のINPUTコネクターへカチッと音がするまで差し込みます。

図2-3.DMXケーブルの接続
図2-3.DMXケーブルの接続

BETOPPER LM70のモード設定

BETOPPER LM70のコントロールパネルから動作モードを「SLAu」、チャネル数を「9CH」、アドレスを「d001」に設定します。この設定でスレーブモード、9チャネルモード、スタートアドレスが1で動作します。チャネル1~9に割り当てられている動作は次の通りです。

BETOPPER LM70 9-Channel Mode

Mini Moving Head User Manual model:LM70

QLC +の起動

スタートメニューから「Q Light Controller Plus」を起動します。正しく起動することを確認します。

図2-4.QLC +の初期画面
図2-4.QLC +の初期画面

出力の設定

画面下の「入力/出力設定」をクリックして、マッピング一覧から「DMX USB」の行をクリックします。一覧の下に表示される説明を見て、USBドングルが正しく動作していることを確認します。

図2-5.入力/出力設定 - デバイスの動作確認
図2-5.入力/出力設定 - デバイスの動作確認

「出力」にチェックをつけます。チェックをつけると、USBドングルのLEDが点灯して、出力が有効になったことを示します。

図2-6.入力/出力設定 - 出力の有効化
図2-6.入力/出力設定 - 出力の有効化

DMX機器の追加

画面下の「機器」をクリックします。「機器の追加」ボタンをクリックします。

図2-7.機器 - 機器の追加
図2-7.機器 - 機器の追加

機種名の一覧から「Generic」>「Generic」を選択します。「名前」を入力します。「チャンネル数」を9に変更します。「OK」をクリックします。

図2-8.機器 - DMX機器の追加
図2-8.機器 - DMX機器の追加

機器グループの一覧に、BETOPPER LM70が追加されたことを確認します。

図2-9.機器 - 機器グループ
図2-9.機器 - 機器グループ

シンプル卓の操作

画面下の「シンプル卓」をクリックします。DMXコントローラーのフェーダーに見立てたスライダーをマウスで操作すると、BETOPPER LM70のヘッドが動いたり、高輝度LED(RGBW)が点灯したりします。

図2-10.シンプル卓
図2-10.シンプル卓

スライダーは、DMX機器の追加時に指定したチャネル数に合わせて、左から1~9の順に並んでいます。それぞれ対応する動作は次の通りです。

BETOPPER LM70 9-Channel Mode

Mini Moving Head User Manual model:LM70

デモ動画

QLC +のシンプル卓を使って、BETOPPER LM70を制御するようすです。スライダーの操作に合わせて、LEDの色が変化したり、ヘッドが水平方向(パン)や垂直方向(チルト)へ回転しています。動画中、ずっと聞こえている音は冷却用ファンの音です。

注意

この動画には、激しく点滅するシーンがあります。十分に注意してください。

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USBドングル付きDMXケーブル(5m)

ステージ照明器具制御ケーブル。USB-RS485コンバータ。

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