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チャネル数とアドレスの関係を理解する

QLC+で2台のムービングヘッドライトを制御する

2021-09-152021-09-17

「QLC+をインストールする」で紹介したDMXソフトウェア「Q Light Controller Plus(QLC+)」を使って、2台のムービングヘッドライト「BETOPPER LM70」を制御します。

接続とムービングヘッドライトの設定

本記事では、Windows 10にインストールしたDMXソフトウェア「Q Light Controller Plus(以下、QLC+)」の「シンプル卓」を使って、2台のムービングヘッドライト「BETOPPER LM70」を制御します。

図1-1.DMXソフトウェア「QLC+」のシンプル卓
図1-1.DMXソフトウェア「QLC+」のシンプル卓

QLC+の操作がはじめての方は「QLC+でムービングヘッドライトを制御する」を参考にして、基本的な設定と操作を覚えましょう。

QLC+と2台のムービングヘッドライトを接続する

図1-2は、QLC+と2台のムービングヘッドライトの接続図です。パソコンと1台目のムービングヘッドライトは「QLC+をインストールする」で紹介したUSBドングル付きDMXケーブルで接続します。1台目と2台目のムービングヘッドライトは、DMXケーブルで接続します。誤動作を防ぐために、2台目のOUTPUT(出力)には、DMXターミネーターを接続します。

図1-2.QLC+と2台のムービングヘッドライトの接続図
図1-2.QLC+と2台のムービングヘッドライトの接続図

USBドングル付きDMXケーブル(5m)

ステージ照明器具制御ケーブル。USB-RS485コンバータ。

ムービングヘッドライトを設定する(共通項目)

使用するチャネル数(DMX Channel)と動作モード(Mode)を設定します。1台目・2台目とも同じ設定です。使用するチャネル数は「9チャネル(9CH)」です。動作モードは「DMX制御モード(SLAu)」です。コントロールパネルを操作して、それぞれ設定します。

図1-3.ムービングヘッドライト「BETOPPER LM70」
図1-3.ムービングヘッドライト「BETOPPER LM70」

BETOPPER RGBW ミニムービングヘッドライト 7x8W RGBW 4 in 1 LM70S

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次の表は、ムービングヘッドライト「BETOPPER LM70」のマニュアルから引用したものです。9チャネル(9CH)を設定した時、それぞれのチャネルに割り当てられる機能です。

BETOPPER LM70 9-Channel Mode

Mini Moving Head User Manual model:LM70

例えば、4番目のチャネルを使って、赤色の明るさ(Red Dimmer)を256段階(0~100%)で制御することができます。また、1番目のチャネルで水平方向(パン)、2番目のチャネルで垂直方向(チルト)の動き(回転角)を制御することができます。

ムービングヘッドライトを設定する(個別項目)

それぞれに異なるアドレス(DMX address)を設定します。1台目のアドレスが「1(d001)」、2台目が「10(d010)」です。

図1-4.アドレスの設定
図1-4.アドレスの設定

QLC+で2台のムービングヘッドライトを制御する

QLC+の起動と入力/出力設定

QLC+を起動して、入力/出力設定から出力(USBドングル)の設定を行います。

図2-1.入力/出力設定
図2-1.入力/出力設定

ムービングヘッドライトの追加

1台目のムービングヘッドライトを機器グループに追加します。名前は「LM70 No.1」としました。スタートアドレスは「1」、チャンネル数は「9」です。

図2-2.入力/出力設定
図2-2.入力/出力設定

2台目のムービングヘッドライトを機器グループに追加します。名前は「LM70 No.2」としました。スタートアドレスは「10」、チャンネル数は「9」です。

図2-3.入力/出力設定
図2-3.入力/出力設定

追加が完了した機器グループのようすです。

図2-4.機器グループ
図2-4.機器グループ

ムービングヘッドライトの操作

では、追加した2台のムービングヘッドライトを操作してみましょう。QLC+のシンプル卓を表示します。フェーダー1~9が、1台目(LM70 No.1)のチャネル1~9に割り当てられています。フェーダー1を動かすと、1台目(LM70 No.1)の水平方向(パン)の動き(回転角)を操作できます。

図2-5.シンプル卓(1台目のムービングヘッドライト)
図2-5.シンプル卓(1台目のムービングヘッドライト)

フェーダー10~18が、2台目(LM70 No.2)のチャネル1~9に割り当てられています。フェーダー11を動かすと、2台目(LM70 No.2)の垂直方向(チルト)の動き(回転角)を操作できます。

図2-6.シンプル卓(2台目のムービングヘッドライト)
図2-6.シンプル卓(2台目のムービングヘッドライト)

まとめ

QLC+で2台のムービングヘッドライトを制御する方法を紹介しました。DMXコントローラーで、複数の照明器具を制御する場合、それぞれの照明器具が必要とするチャネル数と、設定するアドレスの関係を理解することが重要です。本記事では、2台のムービングヘッドライトをそれぞれ操作するために、異なるアドレスを設定しました。同じアドレスを設定して、2台の動きを同期させることもできます。2台のアドレスを「1」にすると、フェーダー1~9で2台の操作ができます。試してみてください。

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