Motor Driver Board for Raspberry Pi Pico
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Raspberry Pi Pico用のモータードライバー拡張ボード「Motor Driver Board for Raspberry Pi Pico」を紹介します。
Motor Driver Board for Raspberry Pi Pico
KitronikのMotor Driver Board for Raspberry Pi Picoは、2つのDCモーターを駆動できるRaspberry Pi Pico用の拡張ボードです。それぞれ2つのGPIOを組み合わせることで、正転・逆転・停止が行えます。また、PWM出力により回転速度を制御できます。
さらに、4つのGPIO(0番・1番・26番・27番)が引き出され、うち、26番と27番のGPIOは、Raspberry Pi Picoの特徴でもあるADコンバーター(ADC)が使えます。Raspberry Pi Picoの特徴については「Raspberry Pi Pico(ラズベリー・パイ Pico)」をご覧ください。
拡張ボードのサイズは、63mm×35mm×11.6mmです。図1-2は、Raspberry Pi Picoを取り付けたようすです。
各部の詳細
Raspberry Pi Picoインタフェース
Raspberry Pi Picoを取り付けるためのピンソケットです。Raspberry Pi PicoのUSBコネクターが外側を向くように取り付けます。基板に「USB」と印字されています。
DCモーター端子(ステッピングモーター端子)
DCモーター端子を接続する端子台(MOTOR1・MOTOR2)です。2つのDCモーター、または1つのステッピングモーターを接続できます。DCモーターへの最大出力電圧は、このボードの入力電圧と等しくなります。また、最大電流は1.5Aです。
MOTOR1は2番と3番のGPIO(GP2・GP3)、MOTOR2は6番と7番のGPIO(GP6・GP7)によって制御します。DCモーターの単純なオン・オフ制御以外に、PWM出力で回転速度を制御できます。
Motor Control Pins
Pico Motor Driver Datasheet - 5331 -
GPIO端子
4つのGPIO(GP0・GP1・GP26・GP27)が引き出されています。また、端子台には3VとGNDが用意されています。
電源スイッチ
電源スイッチです。
電源端子
拡張ボードに電源を供給するための端子台(POWER)です。入力電圧は3V~10Vです。
ピンヘッダー(3V・GND)
3V(+)とGND(-)のピンヘッダーが用意されています。
開発環境
MicroPython、CircuitPythonのサンプルコードが、GitHubで公開されています。
それぞれ、DCモーター、およびステッピングモーターを制御するためのモジュール(PicoMotorDriver.py)が提供されているので、GPIO(の番号)を意識することなく、プログラミングできます。MicroPythonによる開発は、以下の関連記事をご覧ください。
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In Get Started with MicroPython on Raspberry Pi Pico, you will learn how to use the beginner-friendly language MicroPython to write programs and connect hardware to make your Raspberry Pi Pico interact with the world around it.