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DVD ISOイメージを使った仮想マシンの構築

RHEL9 標準的なインストール

2022-09-062022-09-06

RHEL9(Red Hat Enterprise Linux 9)の標準的なインストールについて紹介します。本記事執筆時点でのRHEL9は、バージョン9.0です。

標準的なインストール

RHEL9(Red Hat Enterprise Linux 9)のDVD ISOイメージを使った標準的なインストールについて紹介します。本記事では、RHEL9をmacOS上で動作する仮想環境ソフトウェアであるVMware Fusionにインストールします。あらかじめ仮想マシンを作って、DVD ISOイメージをマウントしてください。RHEL9のDVD ISOイメージは「RHEL9 個人開発者向けサブスクリプションの取得」を参考にして準備してください。

Red Hat Enterprise Linux完全ガイド

出版社
日経BP
著者
小島啓史ほか
発売日
2022/9/17

インストール

仮想マシンの起動デバイスを「CD/DVD」にして、起動します。しばらくすると、初期メニューが表示されるので「Install Red Hat Enterprise Linux 9.0」を選択して「Enter」キーを押します。

図1-1.初期メニュー
図1-1.初期メニュー

インストーラーが起動するまでしばらく待ちます。

図1-2.起動時のメッセージ
図1-2.起動時のメッセージ

インストール時に使用する言語として「日本語」を選択して「続行」をクリックします。

図1-3.言語の選択
図1-3.言語の選択

インストール概要の画面が表示されます。「時刻と日付」をクリックします。

図1-4.時刻と日付の選択
図1-4.時刻と日付の選択

地域「アジア」、都市「東京」を選択して「完了」をクリックします。

図1-5.タイムゾーンの選択
図1-5.タイムゾーンの選択

「インストール先」をクリックします。

図1-6.インストール先の選択
図1-6.インストール先の選択

仮想マシンのローカルディスクにチェックマークがついている(選択済みである)ことを確認して「完了」をクリックします。

図1-7.インストール先の確認
図1-7.インストール先の確認

「ネットワークとホスト名」をクリックします。

図1-8.ネットワークとホスト名の選択
図1-8.ネットワークとホスト名の選択

ネットワーク上に有効なDHCPサーバーが存在する場合、自動的にIPアドレスが割り振られます。本記事では、固定IPアドレス(IPv4)を設定します。「設定」をクリックします。

図1-9.ネットワークの設定
図1-9.ネットワークの設定

「全般」タブを選択して「優先的に自動接続する」にチェックをつけます。

図1-10.自動接続の設定
図1-10.自動接続の設定

「IPv4設定」タブを選択して、IPv4に関する情報を入力します。IPアドレスを追加するには「追加」をクリックします。

図1-11.IPv4に関する情報の入力
図1-11.IPv4に関する情報の入力

「IPv6」タブを選択して、IPv6に関する情報を入力します。本記事では、無効にしました。入力し終えたら「保存」をクリックします。

図1-12.IPv6に関する情報の入力
図1-12.IPv6に関する情報の入力

状態が「接続済みです」になり、IPアドレスなどが設定した内容であることを確認します。

図1-13.ネットワークの接続
図1-13.ネットワークの接続

ホスト名を入力して「適用」をクリックします。右側の「現在のホスト名」が、入力したものに変わることを確認します。「完了」をクリックします。

図1-14.ホスト名の入力
図1-14.ホスト名の入力

「rootパスワード」をクリックします。

図1-15.rootパスワードの選択
図1-15.rootパスワードの選択

rootユーザーのパスワードを入力します。パスワードの強度(脆弱←→強力)が表示されるので参考にします。「完了」をクリックします。

図1-16.rootユーザーのパスワードの入力
図1-16.rootユーザーのパスワードの入力

「ユーザーの作成」をクリックします。

図1-17.ユーザーの作成の選択
図1-17.ユーザーの作成の選択

ログインユーザーを作成します。必要な情報を入力して「完了」をクリックします。

図1-18.ログインユーザーの作成
図1-18.ログインユーザーの作成

「インストールの開始」をクリックします。

図1-19.インストールの開始
図1-19.インストールの開始

インストールが完了するまで、しばらく待ちます。

図1-20.インストール中
図1-20.インストール中

インストールが完了したら「システムの再起動」をクリックします。

図1-21.システムの再起動
図1-21.システムの再起動

再起動後、ログイン画面が表示されるので、インストール時に作成したユーザーでサインインします。

図1-22.サインイン
図1-22.サインイン

これでインストールは完了です。

図1-23.インストール完了
図1-23.インストール完了

インストール後に必要なシステムの登録とサブスクライブ(サブスクリプションの割り当て)の手順は「RHEL9 システムの登録とサブスクライブ」で詳しく紹介しています。

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