RHEL9 標準的なインストール
RHEL9(Red Hat Enterprise Linux 9)の標準的なインストールについて紹介します。本記事執筆時点でのRHEL9は、バージョン9.0です。
標準的なインストール
RHEL9(Red Hat Enterprise Linux 9)のDVD ISOイメージを使った標準的なインストールについて紹介します。本記事では、RHEL9をmacOS上で動作する仮想環境ソフトウェアであるVMware Fusionにインストールします。あらかじめ仮想マシンを作って、DVD ISOイメージをマウントしてください。RHEL9のDVD ISOイメージは「RHEL9 個人開発者向けサブスクリプションの取得」を参考にして準備してください。
インストール
仮想マシンの起動デバイスを「CD/DVD」にして、起動します。しばらくすると、初期メニューが表示されるので「Install Red Hat Enterprise Linux 9.0」を選択して「Enter」キーを押します。
インストーラーが起動するまでしばらく待ちます。
インストール時に使用する言語として「日本語」を選択して「続行」をクリックします。
インストール概要の画面が表示されます。「時刻と日付」をクリックします。
地域「アジア」、都市「東京」を選択して「完了」をクリックします。
「インストール先」をクリックします。
仮想マシンのローカルディスクにチェックマークがついている(選択済みである)ことを確認して「完了」をクリックします。
「ネットワークとホスト名」をクリックします。
ネットワーク上に有効なDHCPサーバーが存在する場合、自動的にIPアドレスが割り振られます。本記事では、固定IPアドレス(IPv4)を設定します。「設定」をクリックします。
「全般」タブを選択して「優先的に自動接続する」にチェックをつけます。
「IPv4設定」タブを選択して、IPv4に関する情報を入力します。IPアドレスを追加するには「追加」をクリックします。
「IPv6」タブを選択して、IPv6に関する情報を入力します。本記事では、無効にしました。入力し終えたら「保存」をクリックします。
状態が「接続済みです」になり、IPアドレスなどが設定した内容であることを確認します。
ホスト名を入力して「適用」をクリックします。右側の「現在のホスト名」が、入力したものに変わることを確認します。「完了」をクリックします。
「rootパスワード」をクリックします。
rootユーザーのパスワードを入力します。パスワードの強度(脆弱←→強力)が表示されるので参考にします。「完了」をクリックします。
「ユーザーの作成」をクリックします。
ログインユーザーを作成します。必要な情報を入力して「完了」をクリックします。
「インストールの開始」をクリックします。
インストールが完了するまで、しばらく待ちます。
インストールが完了したら「システムの再起動」をクリックします。
再起動後、ログイン画面が表示されるので、インストール時に作成したユーザーでサインインします。
これでインストールは完了です。
インストール後に必要なシステムの登録とサブスクライブ(サブスクリプションの割り当て)の手順は「RHEL9 システムの登録とサブスクライブ」で詳しく紹介しています。