2.管理パスワードの設定
YAMAHA RTX830で構築するリモートアクセス環境(VPN)について、連載でわかりやすく解説します。本記事は「2.管理パスワードの設定」です。
YAMAHA RTX830で構築するリモートアクセス環境
本連載は、小規模な店舗・オフィスを対象としたもので、すでにホームゲートウェイ(ひかり電話対応・回線終端装置内蔵)によるインターネット接続・ひかり電話接続が行われているものとします。また、リモートアクセス環境を構築する事前作業として、ホームゲートウェイの設定変更が必要となります。詳しくは「YAMAHA RTX830で構築するリモートアクセス環境」をご覧ください。
YAMAHA RTX830(ギガアクセスVPNルーター)の設定
リモートアクセス(VPN)環境の構築に欠かせないのが、VPN機能を搭載したルーターです。本連載では、VPN機能を搭載したルーターとして高く評価されている「YAMAHA RTX830(ギガアクセスVPNルーター)」を使用します。
本連載で解説するRTX830の設定項目は次の通りです。本記事は「2.管理パスワードの設定」です。
管理パスワードの設定
RTX830の出荷時状態では、管理パスワードは設定されていません。セキュリティー対策を行う上でも、管理パスワードは必ず設定しましょう。
管理パスワードの設定
RTX830のWeb GUIにログインします。ログインがはじめての人は「1.設置とはじめてのログイン」をご覧ください。ログイン後、ダッシュボードの上に表示されている「かんたん設定」をクリックします。
「基本設定」のアイコンをクリックします。
「管理パスワード」のアイコンをクリックします。
現在の管理パスワードの設定内容(出荷時状態は「未設定です。」)が表示されるので、右側の「設定」をクリックします。
「新しいパスワード」「新しいパスワード(確認)」を入力します。パスワードの強度が表示されるので「最強」になるようにします。最強の条件は次の通りです。
- 15文字以上
- 英小文字を含む
- 英大文字を含む
- 数字を含む
- 記号を含む
「暗号化する」を選択して「次へ」をクリックします。「暗号化する」を選択しない場合は、パスワードが平文で保存されます。
入力内容を確認して「設定の確定」をクリックします。
パスワードの入力画面が表示されるので「新しいパスワード」を入力して「ログイン」をクリックします。
新しいパスワードでのログインが完了すると「設定を変更しました。」というメッセージが表示されます。以上で、管理パスワードの設定は完了です。