RHEL8 標準的なインストール
RHEL8(Red Hat Enterprise Linux 8)の標準的なインストールについて紹介します。本記事執筆時点でのRHEL8は、バージョン8.4です。
標準的なインストール
RHEL8(Red Hat Enterprise Linux 8)のDVD ISOイメージを使った標準的なインストールについて紹介します。本記事では、RHEL8をmacOS上で動作する仮想環境ソフトウェアであるVMware Fusionにインストールします。あらかじめ仮想マシンを作って、DVD ISOイメージをマウントしてください。RHEL8のDVD ISOイメージは「RHEL8 個人開発者向けサブスクリプションの取得」を参考にして準備してください。
仮想環境にRHEL8をインストールしているとき、コンソールにインストール画面が収まらず、右端が切れることがあります。「RHEL8 インストール時に画面の解像度を指定する」を参考にして、起動オプションを追加してください。
インストール
仮想マシンの起動デバイスを「CD/DVD」にして、起動します。しばらくすると、初期メニューが表示されるので「Install Red Hat Enterprise Linux 8.4」を選択して「Enter」キーを押します。
インストーラーが起動するまでしばらく待ちます。
インストール時に使用する言語として「日本語」を選択して「続行」をクリックします。
インストール概要の画面が表示されます。「時刻と日付」をクリックします。
地域「アジア」、都市「東京」を選択して「完了」をクリックします。
「インストール先」をクリックします。
仮想マシンのローカルディスクにチェックマークがついている(選択済みである)ことを確認して「完了」をクリックします。
「ネットワークとホスト名」をクリックします。
「設定」をクリックします。
「全般」タブを選択して「優先的に自動接続する」にチェックをつけます。
「IPv4設定」タブを選択して、IPv4に関する情報を入力します。IPアドレスを追加するには「追加」をクリックします。
「IPv6」タブを選択して、IPv6に関する情報を入力します。本記事では、無効にしました。入力し終えたら「保存」をクリックします。
接続を「オン」にして、状態が「接続済みです」になることを確認します。
ホスト名を入力して「適用」をクリックします。右側の「現在のホスト名」が、入力したものに変わることを確認します。「完了」をクリックします。
「rootパスワード」をクリックします。
rootユーザーのパスワードを入力します。パスワードの強度(脆弱←→強力)が表示されるので参考にします。「完了」をクリックします。
「ユーザーの作成」をクリックします。
ログインユーザーを作成します。必要な情報を入力して「完了」をクリックします。
「インストールの開始」をクリックします。
インストールが完了するまで、しばらく待ちます。完了したら「完了しました!」というメッセージが表示されるので「再起動」をクリックします。
再起動後、初期セットアップの画面が表示されます。「ライセンス情報」をクリックします。
ライセンス契約を確認して、同意する場合は「ライセンス契約に同意します」にチェックをつけて「完了」をクリックします。
「設定の完了」をクリックします。
再起動後、ログイン画面が表示されるので、インストール時に作成したユーザーでサインインします。
「次へ」をクリックします。
「次へ」をクリックします。
位置情報サービスを「オフ」にして「次へ」をクリックします。
「スキップ」をクリックします。
「Red Hat Enterprise Linuxを使い始める」をクリックします。
始めて使う方への案内が表示されます。右上の×をクリックすると閉じることができます。
これでインストールは完了です。