Macintosh LC IIIの復活(後日談)
Macintosh LC IIIを復活させるまでの備忘録(後日談)です。
本記事に登場するMacintosh LC IIIは、製造からすでに30年ほど経過しており、経年劣化による事故を招く恐れがあります。本記事を参考にされる場合は、変化や異常を感じたら、すぐに使用を中止してください。
復活までの道のり
SCSIハードディスク
SCSIハードディスクの換装
Quantum製SCSIハードディスク「Pro Drive LPS 340S」を内蔵用として認識させるために、SCSIターミネーターが必要でした。SCSIターミネーターとして、10ピンの抵抗アレイを取り付ける方法は、詳しい情報が見つからずいったん保留。Power Macintosh 8100/80AVから取り出した内蔵用のSCSIターミネーターを使用することで解決しました。
その後、Power Macintosh 8100/80AVに搭載していたSCSIハードディスク2台を調べたところ、一つは抵抗アレイを取り付けるタイプ、もう一つはジャンパースイッチでSCSIターミネーターを有効化・無効化できるタイプでした。Quantum製SCSIハードディスク「Fireball 1080S」です。ジャンパースイッチ群の奥から2番目「TE(Termination Enable)」をショートすると有効化されます。
容量も大きい(340MBから1080MBになる)のでさっそく換装。1対1のSCSIケーブルでつなげるのですっきりです。動作も問題なく、漢字TALK 7.5.1をインストールして快調に動いています。うるさいと言われていたQuantum製SCSIハードディスクも少し静かになったようです。
システムのアップデート
漢字TALK 7.5.1から7.5.3へ
日経MAC1997年3月号の付録CD-ROMに「漢字TALK 7.5.3/7.5.5 アップデータ」が収録されていたので、漢字TALK 7.5.1から7.5.3へアップデートしました。詳しい内容は「漢字TALK 7.5.1から7.5.3へのアップデート」でご覧になれます。
漢字TALK 7.5.3から7.5.5へ
後日、漢字TALK 7.5.3から7.5.5へアップデートしました。しかし、思わぬ結果に。詳しい内容は「漢字TALK 7.5.3から7.5.5へのアップデート」でご覧になれます。
FDドライブの修理
FDドライブの修理
FDドライブの排出機構が正常に動作せず、フロッピーディスクが排出されない不具合がありました。原因はギヤーの破損。詳しい内容は「Macintosh LC IIIの復活(FDドライブの修理)」でご覧になれます。
DTM(デスクトップミュージック)
Macintosh LC IIIとRoland SOUND Canvas SC-8850でDTM環境を構築します。
SSW Lite Ver 1.00
MIDIアプリケーション「Singer Song Writer Lite for Macintosh Version 1.00(SSW Lite Ver 1.00)」です。詳しい内容は「Macintosh LC IIIでDTM(SSW Lite Ver 1.00)」でご覧になれます。
DoReMiX
4小節単位の短いフレーズを組み合わせて、オリジナルの曲を作成するMIDIアプリケーション「DoReMiX」です。詳しい内容は「Macintosh LC IIIでDTM(DoReMiX)」でご覧になれます。