直列接続と並列接続
電気回路(電子回路)は、さまざまな部品の組み合わせによって構成されています。部品を接続する方法として、直列接続と並列接続を解説します。
1-2-1.抵抗器を増やして考える
1-1.電気の流れを考える【オームの法則】では、図1-2-1-1のような一つの直流電源・一つの抵抗器で構成された単純な電気回路(電子回路)を考えました。
ここでは、抵抗器をもう一つ増やして、一つの直流電源と二つの抵抗器を接続する電気回路(電子回路)を考えます。
1-2-2.直列接続
まず最初は、二つの抵抗器をまっすぐにつなげる方法です。これを「直列接続」といいます。赤い矢印は、電気の流れを示しています。直列接続の場合、電気の流れる通り道は、一つだけです。
1-2-3.並列接続
次は、二つの抵抗器を並べて、その両端をつなげる方法です。これを「並列接続」といいます。並列接続の場合、電気の流れる通り道は、別々になります。
1-2-4.直列接続と並列接続の組み合わせ
電気回路(電子回路)は、抵抗器だけでなく、さまざまな部品を使って「直列接続と並列接続の組み合わせ」で構成されます。図1-2-4-1は、複数の抵抗器からなる電気回路(電子回路)です。このように複雑そうに見える電気回路(電子回路)でも、直列接続と並列接続の組み合わせで構成されています。
※あまり現実的な回路ではありませんが、例題ということでご容赦ください。