フォトレジスター【CdSセル】
光の強度で抵抗値が変化するフォトレジスター(CdSセル)を紹介します。
2-5-1.フォトレジスター(CdSセル)とは
CdSセルは、硫化カドミウム(CdS)を主成分とする光導電素子の一種で、光の当たる量によって抵抗値が変化します。図2-5-1-1は、CdSセルの受光部です。銀色の部分が電極、茶色の部分が硫化カドミウムの化合物半導体です。CdSセルに極性はありません。
CdSセルの受光部に当たる光の量が多ければ、抵抗値が小さくなります。抵抗値は製品によって異なりますが、例えば100ルクスで10KΩ~18KΩ、10ルクスで50KΩ~80KΩ、暗所では1MΩ以上となります。
光の量によって抵抗値が変化する可変抵抗器と等価とみなせるため、簡単な回路で構成できます。暗くなると点灯する街路灯や保安灯などに利用されています。
図2-5-1-2は、CdSセルの回路記号です。
2-5-2.CdSセル関連のおすすめ品
Cdsセルを使用した光センサーキットです。設定した明るさを検知してリレーが動作します。モード切替スイッチで「明るくなった時にオン」または「暗くなった時にオン」のどちらかを選べます。
電子部品の知識・回路の設計方法・自作のノウハウ・実際の製作例などが紹介された一冊です。
とにかく何かが作りたいけど、何から始めたらいいかわからないという人に向けた一冊。
CdSセルはもちろん、抵抗器・ダイオード・コンデンサー・コイル・トランジスター・集積回路・入出力部品など、電子工作に必要な部品について詳しく紹介した一冊です。