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PICマイコン Lab.

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プログラミングの第一歩
4-8

新規プロジェクトを作成する

2018-06-222018-06-22

PICマイコンの統合開発環境であるMPLAB X IDEを使ったプログラミングの第一歩となる、新規プロジェクトの作成手順を解説します。

4-8-1.新規プロジェクトの作成

PICマイコンの統合開発環境であるMPLAB X IDEを使ったプログラミングでは、最初にプロジェクトを作成します。プロジェクトは、使用するデバイス(PICマイコンの型番)・コンパイラーの種類・プログラムファイルの保存場所などを管理するもので、プログラミングからビルド、デバイスへの書き込みまで、すべてプロジェクトの配下で行います。

MPLAB X IDEの起動

MPLAB X IDEのアイコンをダブルクリックして起動します。ここで使用するMPLAB X IDEのバージョンは、v4.15です。

図4-8-1-1.MPLAB X IDEのアイコン
図4-8-1-1.MPLAB X IDEのアイコン

なお、起動に関する詳しい情報は「3-1.起動とデスクトップ」で紹介しているので、参考にしてください。

新規プロジェクトの作成

「File」メニューから「New Project...」を選択します。

図4-8-1-2.新規プロジェクトの作成
図4-8-1-2.新規プロジェクトの作成

プロジェクトの作成ウィザードが起動するので、画面に従って進めます。

まず、「Choose Project」画面で、作成するプロジェクトのタイプを選択します。「Standalone Project」が選択されていることを確認して、「Next」ボタンをクリックします。Standalone Projectは、C言語(またはアセンブラ)による標準的なプロジェクトです。

図4-8-1-3.プロジェクトの選択
図4-8-1-3.プロジェクトの選択

「Select Device」画面で、このプロジェクトで使用するデバイスを選択します。PICA Tower(ピカタワー)では、PIC16F1827が使われているので、まず、「Family」欄で「MidーRange 8-bit MCUs(PIC10/12/16/MCP)」を選択します。続けて、「Device」欄で「PIC16F1827」を選択します。「Next」ボタンをクリックします。

図4-8-1-4.デバイスの選択
図4-8-1-4.デバイスの選択

「Select Header」画面で、デバッグヘッダーを選択します。PIC16F1827では、デバッグヘッダーは不要なので「None」が選択されていることを確認して、「Next」ボタンをクリックします。デバッグヘッダーとは、デバイスにデバッグ機能が内蔵されていない場合に、エミュレーション機能を提供する小型のボードです。

図4-8-1-5.デバッグヘッダーの選択
図4-8-1-5.デバッグヘッダーの選択

「Select Tool」画面で、デバイスへ書き込みするためのツールを選択します。「PICkit3」を選択して、「Next」ボタンをクリックします。PICkit3とパソコンが接続済みの場合、ツール名の下にシリアルナンバーが表示されます。

ツール名の左側にある丸印の色は、デバイスのサポート状況を示します。緑色(完全対応)・黄色(ベータ版)・赤色(未対応)となっています。また、丸印が二つあるものは、左側が「Debugger Tool」、右側が「Programmer Tool」のサポート状況です。

図4-8-1-6.ツールの選択
図4-8-1-6.ツールの選択

「Select Compiler」画面で、使用するコンパイラーを選択します。C言語を使用するので「XC8」を選択して、「Next」ボタンをクリックします。複数のバージョンがインストールされている場合は、複数の選択肢が表示されるので、バージョンを確認して選択します。ここでは、v1.45を選択しています。

図4-8-1-7.コンパイラーの選択
図4-8-1-7.コンパイラーの選択

「Select Project Name and Folder」画面で、プロジェクトの名前と保存場所を入力します。ここでは、プロジェクト名に「PICA_Tower_Pattern_01」、保存場所に「D:\Projects」を入力しました。「Encoding」欄が「Shift_JIS」になっていることを確認して、「Finish」ボタンをクリックします。

図4-8-1-8.プロジェクトの名前と保存場所
図4-8-1-8.プロジェクトの名前と保存場所

しばらくすると、プロジェクトが作成され、「Projects」ウィンドウに作成されたプロジェクト名が表示されます。これで、プロジェクトの作成が完了しました。

図4-8-1-9.作成されたプロジェクト
図4-8-1-9.作成されたプロジェクト

プロジェクトの保存先(ここでは、D:\Projects)を見てみると、プロジェクト名の後ろに「X」が付いたフォルダーが作成されています。これが、プロジェクトの実体となります。

図4-8-1-10.プロジェクトの実体
図4-8-1-10.プロジェクトの実体

このプロジェクトを使って、PICA Tower(ピカタワー)のプログラミングをしていきます。最後に、いま作成したプロジェクトが、メインプロジェクトであることを明示するために、プロジェクト名を右クリックして、「Set as Main Project」を選択します。

図4-8-1-11.メインプロジェクトの選択
図4-8-1-11.メインプロジェクトの選択

メインプロジェクトにすると、プロジェクト名が太字になります。

図4-8-1-12.メインプロジェクト
図4-8-1-12.メインプロジェクト

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