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micro:bit Lab.【マイクロビット】

micro:bit Lab.では、micro:bit【マイクロビット】に関する情報を紹介しています。

カードサイズのQWERTY配列キーボード(50キー)
15-9

CardKB Unit V1.1

2022-12-022022-12-02

カードサイズのQWERTY配列キーボード「CardKB Mini Keyboard Programmable Unit V1.1(CardKB Unit V1.1)」をmicro:bitで使用する方法を紹介します。

1.CardKB Mini Keyboard Programmable Unit V1.1の接続

M5StackのCardKB Mini Keyboard Programmable Unit V1.1(以下、CardKB Unit V1.1)は、カードサイズのQWERTY配列キーボード(50キー)です。Grove規格に対応したGroveデバイスで、通信規格はI2Cです。Groveデバイスを使用するためのベースとなる拡張基板「Grove Shield for micro:bit v2.0」などを介して、micro:bitと接続することができます。

図1-1.CardKB Mini Keyboard Programmable Unit V1.1(CardKB Unit V1.1)
図1-1.CardKB Mini Keyboard Programmable Unit V1.1(CardKB Unit V1.1)

Grove Shield for micro:bit v2.0

このMicro:bit Groveシールドがあれば、Groveコネクタを通して、さまざまなにセンサなどを接続することができます。

micro:bitと接続する

CardKB Unit V1.1のGroveコネクターに付属のケーブルを接続します。

図1-2.CardKB Unit V1.1に接続したケーブル
図1-2.CardKB Unit V1.1に接続したケーブル

ケーブルの他方を「Grove Shield for micro:bit v2.0」のI2C用コネクターに接続します。

図1-3.Grove Shield for micro:bit v2.0に接続したケーブル
図1-3.Grove Shield for micro:bit v2.0に接続したケーブル

micro:bitで、CardKB Unit V1.1を使用する準備が整いました。

図1-3.CardKB Unit V1.1とGrove Shield for micro:bit v2.0
図1-3.CardKB Unit V1.1とGrove Shield for micro:bit v2.0

Grove Shield for micro:bit v2.0

このMicro:bit Groveシールドがあれば、Groveコネクタを通して、さまざまなにセンサなどを接続することができます。

2.プログラム(ブロック)

CardKB Unit V1.1のI2Cアドレスは「0x5F(95)」です。micro:bitからこのアドレスに対してアクセス(読み出し)することで、押下されたキーのコードを取得することができます。

CardKB Unit V1.1から出力されるコードは、以下のコード表のとおりです。上から「キーを単独で押したとき(Key)」「Symキーと一緒に押したとき(Sym+Key)」「Shiftキーと一緒に押したとき(Shift+Key)」「Fnキーと一緒に押したとき(Fn+Key)」です。

コード表

CardKB Unit V1.1のコード表
CardKB v1.1

例えば、Shiftキーを押しながら「A」のキーを押した場合、コード「0x41(65)」が出力されます。

本記事で作成するプログラム

本記事で作成するプログラムは、CardKB Unit V1.1から出力されるコードのうち、0x20(32)~0x7E(126)を文字に変換して表示します。これは、micro:bitのLED画面に表示可能なスペース!"#$%&'()*+,-./0123456789:;<=>?@ABCDEFGHIJKLMNOPQRSTUVWXYZ[\]^_`abcdefghijklmnopqrstuvwxyz{|}~に相当します。さらに、上下左右の矢印キーを押したときは矢印アイコン、バックスペースキー・タブキー・エンターキー・エスケープキーを押したときは、それぞれ「BS」「HT」「CR」「ESC」を表示します。

ずっと実行するプログラム

「i2c read number」ブロックを使って、I2Cアドレス「0x5F(95)」からコードを取得して、変数「InKey」にセットします。変数「InKey」の値に応じてそれぞれ文字列、またはアイコンを表示します。

図2-1.CardKB Unit V1.1のプログラム(ブロック)
図2-1.CardKB Unit V1.1のプログラム(ブロック)

3.プログラム(JavaScript)

プログラム(JavaScript)です。

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カットシステム
発売日
2019/9/1
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