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micro:bit Lab.【マイクロビット】

micro:bit Lab.では、micro:bit【マイクロビット】に関する情報を紹介しています。

多方向ジョイスティック搭載のゲームパッド
付録3-18

Basic game handle

2020-01-312020-01-31

micro:bitを取り付けることができる多方向ジョイスティック搭載のゲームパッド「Basic game handle」を紹介します。

1.Basic game handleの紹介

micro:bitを取り付けることができる多方向ジョイスティック搭載のゲームパッド「Basic game handle」です。

Basic game handle

Yahboom(中国名:亚博)Basic game handleは、多方向ジョイスティック・4方向ボタン(赤・緑・青・黄)・ブザー・振動モーターを搭載したゲームパッドです。micro:bitを取り付けることで、多方向ジョイスティックを倒した向きと、4方向ボタン(赤・緑・青・黄)の状態を取得することができます。

ゲーム作りや、micro:bitの無線機能を使うことで、ロボットカーなどの無線コントローラーとして利用できます。プログラミングには、標準ブロックを使用するか、または拡張機能「https://github.com/lzty634158/GHBit」を読み込みます。

図1-1.Basic game handle(前面)
図1-1.Basic game handle(前面)

2.各部の詳細

Basic game handleの各部について、詳しく紹介します。

多方向ジョイスティック

多方向ジョイスティックです。前後の傾きがP1、左右の傾きがP2に接続され、傾きはアナログ値として出力されます。前後(P1)の出力値は、前方の最大傾斜が0・中立が511・後方の最大傾斜が1023になります。左右(P2)の出力値は、右方の最大傾斜が0・中立が511・左方の最大傾斜が1023になります。この値には個体差があるので、あらかじめ調べておくのがよいでしょう。プログラムでは「アナログ値を読み取る」ブロックを使います。

多方向ジョイスティックでは、前後左右へ傾けるだけでなく、ボタンのように押すことができます。P8に接続され、状態はデジタル値として出力されます。出力値は、多方向ジョイスティックを押すと0、放すと1になります。プログラムでは「デジタル値を読み取る」ブロックを使います。また「端子のプルアップ・プルダウンを設定する」ブロックで、あらかじめプルアップに設定します。

図2-1.多方向ジョイスティック
図2-1.多方向ジョイスティック

4方向ボタン(赤・緑・青・黄)

4方向に取り付けられたボタン(赤・緑・青・黄)です。ボタン名と接続先は、赤がB1(P13)・緑がB2(P14)・青がB3(P15)・黄がB4(P16)です。ボタンの状態は、デジタル値で出力されます。出力値は、ボタンを押すと0、放すと1になります。プログラムでは「デジタル値を読み取る」ブロックを使います。また「端子のプルアップ・プルダウンを設定する」ブロックで、あらかじめプルアップに設定します。

図2-2.4方向ボタン(赤・緑・青・黄)
図2-2.4方向ボタン(赤・緑・青・黄)

ブザーと振動モーター

スイッチS3の状態によって動作が変わります。スイッチS3を左側にすると、ブザーがP0に接続されるソフトウェアモードになります。スイッチS3を右側にすると、4方向ボタンのいずれかを押したときに、必ず連動してブザーと振動モーターが動作するボタンモードになります。

仕様か不具合か?

スイッチS3を左側にして、メロディを開始すると、ブザーから音が鳴り、同時に振動モーターが動きます。しかし、私の個体では、メロディが終わった後も、ブザーが鳴り続け、振動モーターが動き続けます。これが仕様なのか、個体の不具合なのか...

図2-3.ブザーと振動モーター
図2-3.ブザーと振動モーター

エッジコネクター

micro:bitを差し込むエッジコネクターです。

図2-4.エッジコネクター
図2-4.エッジコネクター

POWERスイッチ(S2)

電源スイッチ(S2)です。

図2-5.POWERスイッチ
図2-5.POWERスイッチ

EFFECTSスイッチ(S3)

ブザーと振動モーターの動作を切り替えるスイッチ(S3)です。

図2-6.EFFECTSスイッチ
図2-6.EFFECTSスイッチ

電池ボックス

付属の電池ボックスを両面テープで背面に貼り付けます。使用する電池は単四形乾電池2本です。ケーブルが長い場合は、電池ボックスの下に収容するといいでしょう。

図2-7.電池ボックス
図2-7.電池ボックス

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