REKA:BIT

サーボモーター(最大4個)・DCモーター(最大2個)・Groveデバイス(最大6個)が使える便利なmicro:bit用の拡張ボード「REKA:BIT」を紹介します。
1.製品の紹介
Cytronの「REKA:BIT」は、サーボモーター(最大4個)・DCモーター(最大2個)・Groveデバイス(最大6個)が使える便利なmicro:bit用の拡張ボードです。micro:bitとパソコンを接続しつつ、REKA:BITに電源を供給することができる「電源分岐型のUSBケーブル」が付属しているので、別途電源を購入する必要がありません。また、移動するロボットの製作やパソコンと切り離して作品を展示できるように「電池ボックス」もあらかじめ付属しています。
「Groveーデュポンコネクター変換ケーブル」は、両端がGrove規格のケーブルでは無く、一方がデュポンコネクターになっているため、Groveデバイス以外でも接続が容易です。おそらく、両端がGrove規格のケーブルは、Groveデバイスに付属していることが多いので、より使い勝手の広がるこのケーブルを採用しているものと思われます。
REKA:BITのボード上には、Groveコネクターに使われているGPIO端子の状態を示すLEDがあり、GPIO端子の入出力に応じてLEDが点灯するのでデバッグが容易になります。また、RGB LED(NeoPixel)を2個搭載しています。
2.各部の名称と機能
エッジコネクター
エッジコネクターは、REKA:BITとmicro:bitを接続するためのコネクターです。
REKA:BITに対してmicro:bitを水平にして、まっすぐ差し込みます。
REKA:BITから飛び出ることなく、きれいに収まります。
電源部
電源部には、電源スイッチのほか、外部電源を接続する電源端子・電源の状態を示すLED(POWER/LOW/HIGH)があります。電源端子には、電圧が3.6V~6V、プラグの外径が5.5ミリ、センタープラスの電源アダプターを使用します。電源スイッチをONにすると「POWER」が点灯します。電圧が3.6Vより低くなると「LOW」、7Vより高くなると「HIGH」が点灯します。また、7Vより高くなった場合、サーボモーター・DCモーターへの電源供給が遮断されます。
REKA:BITに付属している「電源分岐型のUSBケーブル」を使うと、プログラミングと周辺装置の動作確認が手軽に行えます。この場合、REKA:BITには5Vが供給されます。
また「電池ボックス」も付属しているので、移動するロボットの製作やパソコンと切り離して作品を展示することができます。この場合、REKA:BITには6V(乾電池)、または4.8V(充電池)が供給されます。
サーボモーター用コネクター
最大4個のサーボモーターを接続できるコネクター(S1~S4)です。サーボモーターの電圧は、電源電圧に等しくなります。
DCモーター用コネクター
最大2個のDCモーターを接続できるコネクター(MOTOR 1/MOTOR 2)です。ネジ止めするターミナルタイプです。ネジ止めに必要なプラスドライバーは付属しています。DCモーターの電圧は、最大速度時で電源電圧に等しくなります。両端に、正転と逆転を示すLEDがあります。
DCモーターテストボタン
DCモーターをテスト(駆動)するためのボタンです。それぞれのコネクター(MOTOR 1/MOTOR 2)に正転と逆転のボタンがあります。
Groveコネクター
Groveデバイスを接続するためのコネクターです。デジタル・アナログ用コネクターが5つ、I2C用コネクターが1つあります。なお、アナログで読み取りが可能なのは左側の2つ(P0/P1)だけとなります。Groveデバイスの電圧は3.3Vです。
DIGITAL IO STATUS
Groveコネクターに接続されたGPIO端子の状態を示すLEDです。GPIO端子の入出力に応じてLEDが点灯するのでデバッグが容易になります。
RGB LED(NeoPixel)
NeoPixelタイプのRGB LED(2個)です。P8端子に接続されています。
LEGO穴(直径4.8ミリ穴)
LEGOテクニックのピンに対応したLEGO穴です。LEGOテクニックのリフトアーム(2個)とピン(4個)が付属しています。
直径3ミリ穴
ネジ留めやスペーサーを取り付けるための穴です。M3サイズが使用できます。