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micro:bit Lab.【マイクロビット】

micro:bit Lab.では、micro:bit【マイクロビット】に関する情報を紹介しています。

プログラミングによって思い通りの色や点灯パターンで光らせる
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フルカラー鏡餅

2023-01-012023-01-01

TFabWorksの「スピーカー付きフルカラーLED拡張ボード(TFW-LT2)」を使って、光り輝くフルカラー鏡餅を作ります。プログラミングでレインボーカラーに光らせます。

1.フルカラー鏡餅

プログラミングで好きな色を作ることができる拡張ボードを使って、レインボーカラーに光り輝く鏡餅を作ります。本記事で紹介する鏡餅は、レインボーカラーに点灯しますが、プログラミングによって思い通りの色や点灯パターンで光らせることができます。

フルカラーLED拡張ボード

使用する拡張ボードはTFabWorksの「スピーカー付きフルカラーLED拡張ボード(TFW-LT2)」です。基板の上下左右に2個ずつ、合計8個のフルカラーLEDを搭載しています。micro:bitの取り付けは、エッジコネクターに差し込むだけ。ネジ留めやハンダ付けは不要です。

図4-3-1-1.スピーカー付きフルカラーLED拡張ボード(TFW-LT2)
図4-3-1-1.スピーカー付きフルカラーLED拡張ボード(TFW-LT2)

現行の販売モデルでは、リセットボタン用ホールやケーブルをまとめる切り欠きなどが追加され、使い勝手が向上しています。

micro:bit用スピーカー付きフルカラーLEDボード

micro:bit用スピーカー付きフルカラーLEDボード
micro:bit用スピーカー付きフルカラーLEDボード

スピーカー付きフルカラーLED拡張ボード(TFW-LT2)

micro:bitと接続することで、ON/OFFや光の色を制御することができるフルカラーのLEDを8個搭載。

鏡餅のケース

鏡餅のケースは、3Dプリンターで出力してもいいのですが、もっと手軽に入手する方法があります。それがこれ!上から「ギュッ」と押せば「ポン!」と飛び出て、鏡開きも楽々な越後製菓の鏡餅。ただし、季節限定品です。

図4-3-1-2.越後製菓の鏡餅
図4-3-1-2.越後製菓の鏡餅

中の餅を取り出した後がこちら。しっかりとしたプラケースです。

図4-3-1-3.鏡餅のケース
図4-3-1-3.鏡餅のケース

組み立て

スピーカー付きフルカラーLED拡張ボード(TFW-LT2)のエッジコネクターにmicro:bitを差し込んで、上から鏡餅のケースをかぶせるだけ。

図4-3-1-4.micro:bitの取り付け
図4-3-1-4.micro:bitの取り付け

これで完成です。

図4-3-1-5.完成したフルカラー鏡餅
図4-3-1-5.完成したフルカラー鏡餅

電池ボックスを用意しておけば、玄関・リビング・ベッドルームから車の中まで持ち運べるポータブルフルカラー鏡餅のできあがりです。

図4-3-1-6.電池ボックス
図4-3-1-6.電池ボックス

2.プログラミング(ブロック)

拡張機能「neopixel」の追加

スピーカー付きフルカラーLED拡張ボード(TFW-LT2)でLEDを光らせるには、拡張機能「neopixel」の追加が必要です。MakeCode for micro:bitを起動して「拡張機能」をクリックします。

図4-3-2-1.「拡張機能」をクリックする
図4-3-2-1.「拡張機能」をクリックする

検索欄に「neopixel」と入力して、表示された検索結果から「neopixel」をクリックします。

図4-3-2-2.拡張機能「neopixel」を追加する
図4-3-2-2.拡張機能「neopixel」を追加する

「Neopixel」が追加されたことを確認します。

図4-3-2-3.追加された「Neopixel」を確認する
図4-3-2-3.追加された「Neopixel」を確認する

最初だけ実行するプログラム

最初に一度だけNeopixelの設定を行います。設定に必要な項目は、Neopixelが接続されているmicro:bitの端子名とLEDの数です。接続先の端子名は、たいてい基板上に刻印されています。本拡張ボードでは「P1 LED」とあるので、接続先の端子名は「P1」です。LEDは8個です。

次に、LEDの色を決めます。8個のLEDを個別に設定することもできますが、本記事では、あらかじめ用意されているレインボーパターンを設定します。

図4-3-2-4.最初だけ実行するプログラム
図4-3-2-4.最初だけ実行するプログラム

最初だけ実行するプログラムができたら、micro:bitにダウンロードします。8個のLEDが虹色に点灯すれば成功です。点灯しない場合は、接続先の端子名やLEDの数を見直しましょう。

ずっと実行するプログラム

次に、虹色に点灯したLEDに動きをつけます。使用するブロックは「設定されている色をLED1個分ずらす(ひとまわり)」と「設定した色で点灯する」です。ずらすだけでは点灯しない(変化しない)ので注意が必要です。プログラムをmicro:bitにダウンロードして、どんな動きになるか確認しましょう。

図4-3-2-5.ずっと実行するプログラム
図4-3-2-5.ずっと実行するプログラム

ほかのブロックを使って、思い通りの色や明るさ、点灯パターンをプログラミングしましょう。

3.プログラミング(Javascript)

フルカラー鏡餅のサンプルプログラム(Javascript)です。あらかじめ拡張機能「neopixel」を追加してください。

おすすめ

もっとたくさんのLEDを光らせたい方におすすめなのが、フルカラーLEDを16個搭載した「イルミネーションボード(TFW-IL1)」です。電池ボックスも搭載されています。

micro:bit用イルミネーションボード(操作ボタン・電池ボックス付き)

micro:bit用イルミネーションボード(操作ボタン・電池ボックス付き)
micro:bit用イルミネーションボード(操作ボタン・電池ボックス付き)

micro:bit用イルミネーションボード(TFW-IL1)

micro:bitと接続することで、ON/OFFや光の色を制御することができるフルカラーのLEDを16個搭載。

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