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micro:bit Lab.【マイクロビット】

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マイクロビットを振ってじゃんけんぽん
付録2-16

【入門用】じゃんけん(その3)

2018-07-042018-11-24

マイクロビットを振るとランダムにグー・チョキ・パーの絵柄が表示されるじゃんけんプログラムの第三弾です。第一弾・第二弾と違って乱数を使いません。しかし・・・

1.内容

マイクロビットを振ると、ランダムにグー・チョキ・パーの絵柄が表示されるじゃんけんプログラムの第三弾です。「付録2-14.【入門用】じゃんけん(その1)」「付録2-15.【入門用】じゃんけん(その2)」と違うのは、「乱数」を使わないところです。プログラムは、最も簡単です。

図1-1.完成したプログラム
図1-1.完成したプログラム

図1-1では、SHAKEというボタンのようなものをクリックしていますが、これは動作確認用のエミュレーター画面です。実機では、軽く振ると、じゃんけんの絵柄が変わります。

「じゃんけ~ん」で振りながら、「ぽん」で絵柄を見せ合うことで、じゃんけんができるよ。

2.このプログラムの動作に必要なもの

このプログラムは、micro:bit本体のみで動作します。

  • micro:bit本体
  • パソコン(*1)
  • USBケーブル(*1)

(*1):パソコン・USBケーブルは、プログラミングに必要なものです。

3.サンプルプログラム(ブロック)

サンプルプログラム(ブロック)です。

ゆさぶられたときに実行されるプログラム

ゆさぶられたときに、じゃんけんの絵柄を表示するプログラムです。

図3-1.ゆさぶられたときに実行されるプログラム
図3-1.ゆさぶられたときに実行されるプログラム

「ゆさぶられたとき」ブロックの中にある、大きな「もし・なら・でなければ」ブロックは、図3-2にようにして作ります。

図3-2.大きな「もし・なら・でなければ」ブロック
図3-2.大きな「もし・なら・でなければ」ブロック

4.サンプルプログラム(JavaScript)

サンプルプログラム(Javascript)です。

5.解説

マイクロビットに搭載された加速度センサーで、ゆさぶられたことを検知すると「ゆさぶられたとき」ブロックの中のプログラムが上から実行されます。

最初の「もし」は、次のように動作します。「真または偽をランダムに選ぶ」ブロックで「真」または「偽」のどちらか一方が選ばれます。「真」であれば、グーを表示します。「真」でなければ(「偽」なら)、次の「でなければもし」が動作します。

図5-1.解説(1)
図5-1.解説(1)

次の「でなければもし」は、次のように動作します。「真または偽をランダムに選ぶ」ブロックで「真」または「偽」のどちらか一方が選ばれます。「真」であれば、チョキを表示します。「真」でなければ(「偽」なら)、パーが表示されます。

図5-2.解説(2)
図5-2.解説(2)

これで、マイクロビットがゆさぶられたときの動作が終了します。選ばれる「真」「偽」は、動作毎に変わるので、ゆさぶられて表示されるグー・チョキ・パーが変化します。

6.チャレンジ

チャレンジ:グー・チョキ・パーが表示される確率

このプログラムを動作させると、ぱっと見た印象では第一弾や第二弾のプログラムと同じように動いてみえます。しかし、グー・チョキ・パーが、それぞれ表示される確率は同じではありません。どんな確率になっているか考えてみよう。

※「真」または「偽」が選ばれる確率は、同じものとして考えてください。例えば、「真」が選ばれる確率は二分の一です。

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