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micro:bit Lab.【マイクロビット】

micro:bit Lab.では、micro:bit【マイクロビット】に関する情報を紹介しています。

拡張ボードとバッテリーボックスが分離した構造
付録3-16

Armourbit development expand board

2020-01-072020-01-07

micro:bitでLEGOを動かすために必要な拡張ボードの一つ、KittenBot社のArmourbit development expand board(拡張ボード)とArmourbit Battery Holder Mount(バッテリーボックス)を紹介します。

1.拡張ボードとバッテリーボックス

図11-5-1-1は、micro:bitでLEGOを動かすために必要な拡張ボードの一つ、KittenBot社のArmourbit development expand board(拡張ボード)とArmourbit Battery Holder Mount(バッテリーボックス)です。拡張ボード(右側)とバッテリーボックス(左側)が分離した構造で、それぞれをLEGOと接続することができます。

図15-1-1.Armourbit development expand boardとArmourbit Battery Holder Mount
図11-5-1-1.Armourbit development expand boardとArmourbit Battery Holder Mount

2.Armourbit development expand board(拡張ボード)

KittenBot社のArmourbit development expand boardは、8個のサーボモーター端子・2個のDCモーター端子・7つの外部接続端子・1つのI2C端子・ブザーを備えた、micro:bit用の拡張ボードです。

エッジコネクター

前面に、micro:bitを差し込むエッジコネクターがあります。

図11-5-2-1.エッジコネクター
図11-5-2-1.エッジコネクター

サーボモーター端子

サーボモーターを接続するピンヘッダー(S1・S2・S3・S4・S5・S6・S7・S8)があります。最大8個のサーボモーターを接続することができます。

図11-5-2-2.サーボモーター端子
図11-5-2-2.サーボモーター端子

11-2.Super:bitに接続できる2種類のモーター」で紹介しているサーボモーター(Gray Servo)が接続できます。

図11-5-2-3.サーボモーター(Gray servo)
図11-5-2-3.サーボモーター(Gray servo)

LEGO接続用の穴

サーボモーター端子の周辺に、直径4mm程度の穴が開いています。この穴がLEGOと接続するためのもので、LEGOテクニックシリーズのコネクターペグを差し込むことができます。コネクターペグを使うことで、他のLEGOパーツと接続することができます。

図11-5-2-4.LEGO接続用の穴
図11-5-2-4.LEGO接続用の穴

コネクターペグ

コネクターペグは、テクニックシリーズのパーツ同士を接続するためのものです。コネクターペグには、滑り止めあり・なしの2種類があり、滑り止めありのものには、小さな突起がついています。しっかりと接続するために、滑り止めあり(突起あり)のものを選びましょう。

図11-5-2-5のコネクターペグは、黒が滑り止めあり(突起あり)、グレーが滑り止めなし(突起なし)です。

図11-5-2-5.LEGOテクニックシリーズのコネクターペグ
図11-5-2-5.LEGOテクニックシリーズのコネクターペグ

リセットボタン(Rst)

micro:bitのリセットボタンに連動しています。

図11-5-2-6.リセットボタン(Rst)
図11-5-2-6.リセットボタン(Rst)

電源端子(Power)

PHコネクター(3ピン)タイプで、Armourbit Battery Holder Mount(バッテリーボックス)と接続します。ピンの割り当てはBAT(バッテリー電圧)・5V・GNDとなっています。

図11-5-2-7.電源端子(Power)
図11-5-2-7.電源端子(Power)

I2C端子(I2C)

PHコネクター(4ピン)タイプで、ピンの割り当てはGND・V(3.3V)・P19(SCL)・P20(SDA)となっています。

図11-5-2-8.I2C端子(I2C)
図11-5-2-8.I2C端子(I2C)

外部接続端子(1~7)

外部のセンサーなどを接続する端子です。PHコネクター(4ピン)タイプです。ピンには、GND・V(3.3V)と、それぞれにmicro:bitの端子が二つずつ割り当てられています。

図11-5-2-9.外部接続端子(1~3)
図11-5-2-9.外部接続端子(1~3)
図11-5-2-10.外部接続端子(4~7)
図11-5-2-10.外部接続端子(4~7)

DCモーター端子(M1・M2)

2個のDCモーターを接続する端子です。2ピンのヘッダーピンです。

図11-5-2-11.DCモーター端子(M1・M2)
図11-5-2-11.DCモーター端子(M1・M2)

11-2.Super:bitに接続できる2種類のモーター」で紹介しているDCモーター(Red motor)が接続できます。

図11-5-2-12.DCモーター(Red motor)
図11-5-2-12.DCモーター(Red motor)

ブザー切り替えスイッチ

ブザーのオン・オフを切り替えるスイッチです。

図11-5-2-13.ブザー切り替えスイッチ
図11-5-2-13.ブザー切り替えスイッチ

3.Armourbit Battery Holder Mount(バッテリーボックス)

Armourbit Battery Holder Mount(バッテリーボックス)は、Armourbit development expand board(拡張ボード)へ電気を供給するためのバッテリーボックスです。

バッテリーボックス

18650型充電池が収まるバッテリーボックスです。プラス(+)とマイナス(-)の向きを間違えないように注意します。バッテリーボックス内に「+」と「-」の刻印があります。

図11-5-3-1.バッテリーボックス
図11-5-3-1.バッテリーボックス

バッテリーボックスには、カバーがついています。

図11-5-3-2.バッテリーボックス(カバー)
図11-5-3-2.バッテリーボックス(カバー)

電源スイッチ(Power)

押しボタン式のスイッチです。オン時に赤色のLED(Power)が点灯します。

図11-5-3-3.電源スイッチ(Power)
図11-5-3-3.電源スイッチ(Power)

USB出力(USB OUT)

USB出力端子です。USBケーブルを接続することで、5Vを供給することができます。

図11-5-3-3.USB出力(USB OUT)
図11-5-3-3.USB出力(USB OUT)

LEGO接続用の穴

両側に、直径4mm程度の穴が開いています。この穴がLEGOと接続するためのもので、LEGOテクニックシリーズのコネクターペグを差し込むことができます。コネクターペグを使うことで、他のLEGOパーツと接続することができます。

図11-5-3-4.LEGO接続用の穴
図11-5-3-4.LEGO接続用の穴

電源端子(Power)

PHコネクター(3ピン)タイプで、Armourbit development expand board(拡張ボード)と接続します。ピンの割り当てはBAT(バッテリー電圧)・5V・GNDとなっています。

図11-5-3-5.電源端子(Power)
図11-5-3-5.電源端子(Power)

充電用端子(Charger)

マイクロUSBケーブル(A-マイクロB)を使って、バッテリーボックス内の18650型充電池を充電することができます。

図11-5-3-6.充電用端子(Charger)
図11-5-3-6.充電用端子(Charger)

充電中は青色のLED(Charging)、完了すると緑色のLED(Full)が点灯します。

図11-5-3-7.充電の状態を示すLED
図11-5-3-7.充電の状態を示すLED

4.作品例

DCモーター(Red motor)を2個使った作品例です。左右のタイヤ(DCモーター)の回転速度と回転方向をプログラミングすることで、前進・後進・左右への旋回・その場で回転などの動作が行えます。

図11-5-4-1.作品例
図11-5-4-1.作品例

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