「ものづくり:make」を楽しみながら学ぶ人へ向けた独習サポートサイト。

micro:bit Lab.【マイクロビット】

micro:bit Lab.では、micro:bit【マイクロビット】に関する情報を紹介しています。

1分~9分までの時間をメロディでお知らせ!
付録2-35

【実用】ラーメンタイマー

2019-06-072019-06-07

1分~9分までの設定時間をカウントダウンして、メロディの演奏でお知らせするラーメンタイマーのプログラムを紹介します。

1.内容

1分~9分までの設定時間をカウントダウンして、メロディの演奏でお知らせするラーメンタイマーです。ボタンAで時間を設定します。ボタンBを押すとカウントダウンが始まり、設定時間を過ぎるとメロディを演奏してお知らせします。カウントダウンを中断するときや演奏を止めるにはボタンAとBを一緒に押します。設定時間の初期値は3分です。

図1-1.ラーメンタイマー
図1-1.ラーメンタイマー

2.このプログラムの動作に必要なもの

このプログラムは、micro:bit本体の他に、圧電スピーカーが必要です。

  • micro:bit本体
  • micro:bit本体に接続可能な圧電スピーカー
  • パソコン(*1)
  • USBケーブル(*1)

(*1):パソコン・USBケーブルは、プログラミングに必要なものです。

3.サンプルプログラム(ブロック)

サンプルプログラム(ブロック)です。

最初だけ実行されるプログラム

変数の初期化を行っています。変数「チャルメラホーン」は時間経過後に演奏するメロディです。メロディの各要素は、一音ずつ「音階[オクターブ][:長さ]」で表されています。最初の「g5:2」は、5オクターブ目のソ、長さが2となります

図3-1.最初だけ実行されるプログラム
図3-1.最初だけ実行されるプログラム

ずっと実行されるプログラム

ボタンBを押してからの経過時間を測定しています。カウントダウン中は、LED画面に表示された棒グラフが点滅しながら小さくなっていきます。経過時間が設定時間を超えるとメロディを演奏します。

図3-2.ずっと実行されるプログラム
図3-2.ずっと実行されるプログラム

ボタンAが押されたときに実行されるプログラム

ボタンAが押されるとタイマー時間(設定時間)が1分ずつ増えます。最大タイマー時間(9分)を超えると、最小タイマー時間(1分)になります。

図3-3.ボタンAが押されたときに実行されるプログラム
図3-3.ボタンAが押されたときに実行されるプログラム

ボタンBが押されたときに実行されるプログラム

ボタンBが押されたときの稼働時間(ミリ秒)を、変数「スタート時の稼働時間_ミリ秒」に保存します。稼働時間とは、プログラムが動き出してからの時間のことで「稼働時間(ミリ秒)」ブロックを使うことで取得できます。変数「動作中」の値を「真」にしてカウントダウンを始めます。

図3-4.ボタンBが押されたときに実行されるプログラム
図3-4.ボタンBが押されたときに実行されるプログラム

ボタンA+Bが押されたときに実行されるプログラム

変数「動作中」を「偽」にしてカウントダウンを中断(カウントダウン中の場合)します。また、変数「演奏中」を「偽」にしてメロディの演奏を中断(演奏中の場合)します。

図3-5.ボタンA+Bが押されたときに実行されるプログラム
図3-5.ボタンA+Bが押されたときに実行されるプログラム

4.サンプルプログラム(JavaScript)

サンプルプログラム(JavaScript)です。

この記事を読んだ人は、こんな記事にも興味があります。
スポンサーリンク
TOPへ移動
目次へ移動