開催レポート(2022年前半)

子ども達へプログラミングの体験を届けるワークショップ「子どもプログラミング喫茶 in かがわ」の開催レポート(2022年前半)です。
「子どもプログラミング喫茶 in かがわ」の詳しい紹介や次回の開催予定は「付録4-3.子どもプログラミング喫茶 in かがわ」をご覧下さい。
開催レポート(2022年前半)
2022年2月13日(日)開催
2022年1月26日(水)にプレオープンしたサニーサイドフィールズのオープニングイベントの一つとして「子どもプログラミング喫茶 in かがわ」を開催しました。午前(10:00~12:00)、午後(13:00~16:00)の二部制で、計5時間開催しました。用意した机は4卓(パソコン4台)、店員(スタッフ)5名の体制でした。のべ25名の子どもに体験を届けることができました。
サニーサイドフィールズのまなびとあそびのスペース内に設けた喫茶会場。ポリカーボネイト板の壁で抜群の採光。近所の民家から譲り受けたという建具や電灯を用いた楽しい空間です。
用意したメニューは10種類。子どもたちには、このメニューの中から気になる課題を選んでもらいます。課題ひとつ当たりの体験時間は15分~20分程度。スタッフと一緒に体験するので、プログラミングがはじめてでも安心です。
この日は、雨に雪が混じるみぞれ模様の寒い一日でしたが、時間帯によっては満席になるほどの来場がありました。スタッフと一緒に考えながら、プログラムを作り上げます。
空間に合わせて、感想カードもかわいく展示。
2022年2月23日(日)開催
午前(10:30~12:00)、午後(13:00~16:30)の二部制で、計5時間開催しました。用意した机は4卓(パソコン4台)、店員(スタッフ)5名とPepper専任スタッフ2名の体制でした。のべ19名の子どもに体験を届けることができました。
「音が鳴るカッコいい名札!」は、25個の小さな赤色LEDを使って、自分の名前やアイコンを表示したり、動作に合わせてメロディが鳴るカッコいい名札を作るプログラミング体験です。名前も一文字ずつ自分でデザインします。
会場内で静かにたたずむPepper。実は、プログラムで動かすことができます。思い通りにしゃべらせたり、手を動かしてみよう。
メニューの中で、唯一のテキストプログラミングを体験できるのが「ゲームキャラを動かそう!」です。ニンテンドー3DS LL上で動くプチコン(SmileBASIC)を使って、ゲームキャラを動かします。
「長さと角度を測ってミッション!」は、定規と分度器を使って、マップ上に配置された道の長さや曲がり角の角度を測って、魔法の指示書をプログラミング。プロットカーは指示された通り、正確に動作します。スタートの位置と向きを慎重に決めて...
スタート!宝物を取りながら、無事お城へたどり着けるかな?
スタンプカードが用意されているので、体験した課題を記録することができます。課題は、再受付すると何度でも体験できます。コンプリートまであと少し!
2022年3月26日(土)開催
3月26日~27日の2日間、「子どもプログラミング喫茶 in かがわ」と、初となる「サヌキメイカーズデジモノフェスタ」を同時開催しました。サヌキメイカーズデジモノフェスタは、香川県内のメイカーによる、独自の発想でコンピューターとセンサーやアクチュエーターなどのテクノロジーを使いこなし、ものづくりを楽しみながら作り上げた作品を展示するイベントです。
香川県内のメイカーや教育機関など10団体から20を超える作品の出展がありました。サヌキメイカーズデジモノフェスタに出展されている作品の多くは、触ることができます。今回、同時開催した背景には「プログラミング体験と共に、メイカーの作品に触れることで、ものづくりの楽しさを共有したり、自分でも作ってみたいと思えるきっかけになってほしい」という想いがありました。
では、初日のレポートです。午前(10:30~12:00)、午後(13:00~16:30)の二部制で、計5時間開催しました。用意した机は4卓(パソコン4台)、店員(スタッフ)5名とPepper専任スタッフ2名の体制でした。また、サヌキメイカーズデジモノフェスタに出展された二つの高校からスタッフとして8名が参加してくれました。初日は、のべ24名の子どもに体験を届けることができました。
赤・黄・緑のLEDをプログラミングで点灯させる信号機。点灯させる順番やタイミングを考えながらプログラムを作ります。
障害物までの距離と、障害物があったときの動きを考えながらプログラムを作ります。ぶつからない車ができるかな?
ゲームキャラを動かそう!に挑戦中。キャラクターや音楽を選んでプログラミング。一文字ずつ間違えないようにキーボードから入力していきます。
スタッフとして参加してくれた高校生と一緒にプログラミングに挑戦中!
2022年3月27日(日)開催
3月26日~27日の2日間、「子どもプログラミング喫茶 in かがわ」と「サヌキメイカーズデジモノフェスタ」を同時開催しました。2日目のレポートです。午前(10:30~12:00)、午後(13:00~16:30)の二部制で、計5時間開催しました。用意した机は4卓(パソコン4台)、店員(スタッフ)7名とPepper専任スタッフ2名の体制でした。初日に続き、高校生スタッフも参加です。2日目は、のべ48名の子どもに体験を届けることができました。
ぶつからない車の仕組みを熱く語るスタッフと、それを真剣に聞く子ども達。自動ブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)を搭載した車も身近になったので、プログラミングできることに興味津々。
プログラミングした車が、思い通りに走るかどうか試してみます。
お母さんが見守るなか、信号機の配線に挑戦中の子ども達。時間がかかると、つい手を差し伸べたくなりますが、そこは我慢。
高校生スタッフと一緒にプログラミング。プログラムを作るのは難しかったけど、車が動き出すと2人とも笑顔に!高校生スタッフにも、この笑顔は忘れられないものになるはず。
「子どもプログラミング喫茶 in かがわ」では、Pepperのプログラミングも体験することができます。もくもくとプログラミングに挑戦中!
2日間でプログラミングを体験した子ども達は、のべ72名。それぞれが感じたことを感想カードに書いてくれます。
2022年5月3日(火・祝)開催
5月3日~4日の2日間、「子どもプログラミング喫茶 in かがわ」を開催しました。1日目のレポートです。午前(10:30~12:00)、午後(13:00~16:30)の二部制で、計5時間開催しました。用意した机は5卓(パソコン5台)、店員(スタッフ)5名とPepper専任スタッフ2名の体制でした。また、高校生5名がスタッフとして参加してくれました。初日は、のべ38名の子どもに体験を届けることができました。
ゴールデンウィーク期間中ということもあって、e-とぴあ・かがわ(香川県高松市)の館内では多くのイベントが催されていました。そんな中「子どもプログラミング喫茶 in かがわ」は、いつもの場所と違って、一つフロアーを上がった「BBスクエア」という会場での開催となりました。この会場での開催は初めてです。
e-とぴあ・かがわの「BBスクエア」は、音響・照明設備が整い、演台や司会者台などが用意された大型の会場です。講演会や展示会、コンサートなどに利用されています。
BBスクエアでは、DLP(Digital Light Processing)映写装置により、映像を200インチのスクリーンに投影できます。会場の入口からもよく見えるので「子どもプログラミング喫茶」のロゴをずっと表示していました。
この日は、5名の高校生がスタッフとして参加してくれました。ニンテンドー3DSを使った「ゲームキャラを動かそう!」を予習中の2人。スタッフも一生懸命説明しています。
こちらは「長さと角度を測ってミッション!」を予習中の3人。一通りシナリオに沿って予習した後、オリジナルなミッションを考えてチャレンジしていました。本番でも、体験する子どもに合わせてシナリオを脱線するのは大歓迎です。
3色(赤・緑・青)のLEDを使った「光を混ぜるとどうなる?」を体験中。光を混ぜる装置(白い箱)を組み立てるところから始まり、実験を経て、最後には自分の好きな色を作ります。
好きな色は、赤・緑・青のそれぞれを256段階の明るさで混ぜ合わせます。これがなかなか難しい。好きな色に近づかないときは、カラーコード表をヒントにします。
子どもが熱心に体験していると、ついスタッフも熱く前のめりに。
Pepperとじゃんけん。一緒に遊ぶだけでなく、Pepperのプログラミングも体験できます。
プログラミング体験だけでなく、電子楽器を自由に演奏できる「なりきりDJブース」を用意しています。プログラミング体験の待ち時間にぜひ。
2022年5月4日(水・祝)開催
5月3日~4日の2日間、「子どもプログラミング喫茶 in かがわ」を開催しました。2日目のレポートです。午前(10:30~12:00)、午後(13:00~16:30)の二部制で、計5時間開催しました。用意した机は5卓(パソコン5台)、店員(スタッフ)5名とPepper専任スタッフ1名の体制でした。また、高校生1名がスタッフとして参加してくれました。2日目は、のべ50名の子どもに体験を届けることができました。
Scratchで100メートル走を再現したネコリンピック。オレンジ色のネコを右矢印キーで動くようにプログラミングした後、無線操作へ変更する体験です。ネコリンピックは「ネコマ製作所」による開発です。
自分で選んだゲームキャラを拡大して表示中。
きれいなアクアブルーができました。
会場内の演台に設けられたコースを走行中のカムロボ。兄弟で仲良く操縦しています。
ゲームキャラの移動を一通り体験した後、もっとゲームっぽくしたいと奮闘中の子どもとスタッフ。公式ガイドを参考にしながら一緒にプログラミングにチャレンジ中。
休憩中、体験に来てくれたe-とぴあ・かがわのスタッフ。本物の信号機を思い出しながら、プログラミングにチャレンジです。
2日間の体験者は、のべ88名でした。ありがとうございました。
2022年6月5日(日)開催
午前(10:30~12:00)、午後(13:00~16:30)の二部制で、計5時間開催しました。用意した机は5卓(パソコン5台)、店員(スタッフ)7名とPepper専任スタッフ2名の体制でした。のべ25名の子どもに体験を届けることができました。
「子どもプログラミング喫茶」では、子どもがメニューから体験したい課題を選んだ後、スタッフと一緒にチャレンジします。現在、スタッフは高校生・大学生・さまざまな職種の社会人で構成され、それぞれが工夫しながら、子ども達をサポートします。
障害物にぶつからないよう止まるにはどのブロックを選べばいいかな?
micro:bitに赤色のLEDを接続中。
赤色LEDの点灯・消灯ができたら、次は信号機にチャレンジ。どうすれば3つのLEDを信号機のように光らせるかな?
キャラクターがコントローラー(十字キー)で移動するプログラムにチャレンジ。懐かしのゲーム機ニンテンドー3DS LL上で動作するBASIC(プチコン)というプログラミング言語を使用します。
micro:bitを使ったコントローラーをプログラミングして、ロボットを遠隔操作します。前進・後進・右まわり・左まわり・停止の5つの動作から3つを選んでコントローラーのボタンに割り当てます。どれを選べばコースを周回できるかな?
スタンプカードを見ながら、次にチャレンジする課題を模索中。気になる課題があれば、いくつでもチャレンジできます。順番待ちがなければ連続でもOK!
順番待ちの間や気になる本があれば、ぜひ手にとってください。
子どもだけでなく、大人にも人気のなりきりDJブース!電子楽器を自由に演奏できます。操作方法がわからないときはスタッフに声をかけてください。