Basic game handle

micro:bitを取り付けることができる多方向ジョイスティック搭載のゲームパッド「Basic game handle」を紹介します。
1.Basic game handleの紹介
micro:bitを取り付けることができる多方向ジョイスティック搭載のゲームパッド「Basic game handle」です。
Basic game handle
Yahboom(中国名:亚博)のBasic game handleは、多方向ジョイスティック・4方向ボタン(赤・緑・青・黄)・ブザー・振動モーターを搭載したゲームパッドです。micro:bitを取り付けることで、多方向ジョイスティックを倒した向きと、4方向ボタン(赤・緑・青・黄)の状態を取得することができます。
ゲーム作りや、micro:bitの無線機能を使うことで、ロボットカーなどの無線コントローラーとして利用できます。プログラミングには、標準ブロックを使用するか、または拡張機能「https://github.com/lzty634158/GHBit」を読み込みます。
2.各部の詳細
Basic game handleの各部について、詳しく紹介します。
多方向ジョイスティック
多方向ジョイスティックです。前後の傾きがP1、左右の傾きがP2に接続され、傾きはアナログ値として出力されます。前後(P1)の出力値は、前方の最大傾斜が0・中立が511・後方の最大傾斜が1023になります。左右(P2)の出力値は、右方の最大傾斜が0・中立が511・左方の最大傾斜が1023になります。この値には個体差があるので、あらかじめ調べておくのがよいでしょう。プログラムでは「アナログ値を読み取る」ブロックを使います。
多方向ジョイスティックでは、前後左右へ傾けるだけでなく、ボタンのように押すことができます。P8に接続され、状態はデジタル値として出力されます。出力値は、多方向ジョイスティックを押すと0、放すと1になります。プログラムでは「デジタル値を読み取る」ブロックを使います。また「端子のプルアップ・プルダウンを設定する」ブロックで、あらかじめプルアップに設定します。
4方向ボタン(赤・緑・青・黄)
4方向に取り付けられたボタン(赤・緑・青・黄)です。ボタン名と接続先は、赤がB1(P13)・緑がB2(P14)・青がB3(P15)・黄がB4(P16)です。ボタンの状態は、デジタル値で出力されます。出力値は、ボタンを押すと0、放すと1になります。プログラムでは「デジタル値を読み取る」ブロックを使います。また「端子のプルアップ・プルダウンを設定する」ブロックで、あらかじめプルアップに設定します。
ブザーと振動モーター
スイッチS3の状態によって動作が変わります。スイッチS3を左側にすると、ブザーがP0に接続されるソフトウェアモードになります。スイッチS3を右側にすると、4方向ボタンのいずれかを押したときに、必ず連動してブザーと振動モーターが動作するボタンモードになります。
スイッチS3を左側にして、メロディを開始すると、ブザーから音が鳴り、同時に振動モーターが動きます。しかし、私の個体では、メロディが終わった後も、ブザーが鳴り続け、振動モーターが動き続けます。これが仕様なのか、個体の不具合なのか...
エッジコネクター
micro:bitを差し込むエッジコネクターです。
POWERスイッチ(S2)
電源スイッチ(S2)です。
EFFECTSスイッチ(S3)
ブザーと振動モーターの動作を切り替えるスイッチ(S3)です。
電池ボックス
付属の電池ボックスを両面テープで背面に貼り付けます。使用する電池は単四形乾電池2本です。ケーブルが長い場合は、電池ボックスの下に収容するといいでしょう。