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micro:bit Lab.【マイクロビット】

micro:bit Lab.では、micro:bit【マイクロビット】に関する情報を紹介しています。

micro:bitの無線通信機能を使ってプログラミング
付録3-8

micro:bitラジコンカーキット

2018-09-192018-10-19

micro:bit(マイクロビット)の無線通信機能を使ってプログラミングすることで、四輪車をラジコンカーとして制御できる組み立てキットを紹介します。組み立て方法は「5-1.ラジコンカー【組み立て編】」で紹介しています。

お知らせ

スイッチサイエンスで販売されているこのキットですが、2018年11月1日以降、キットの内容と価格が改定されます。micro:bit本体(2台)とmicro USBケーブル(50cm)が含まれなくなります。お持ちでない場合は、別途購入が必要です。ご注意ください。また、商品名もmicro:bitラジコンカーキットから「bitPak:Racer」へ変更となります。

1.製品の紹介

micro:bitラジコンカーキットは、micro:bit(マイクロビット)の無線通信機能を使ってプログラミングすることで、四輪車をラジコンカーとして前後左右に走行させることができる組み立てキットで、スイッチサイエンスが販売しています。このキットに含まれるものは、次の通りです。

  • micro:bit用四輪車キット × 1台
  • micro:bit用コントローラーキット × 1台
  • micro:bit(マイクロビット)本体 × 2台
  • micro USBケーブル(50cm) × 1本
図1-1.micro:bitラジコンカーキットの内容
図1-1.micro:bitラジコンカーキットの内容

2.micro:bit用四輪車 + micro:bit(マイクロビット)本体

micro:bit用四輪車は、micro:bit(マイクロビット)を搭載することができる組み立て式の四輪車で、プログラミングによって動作を制御します。

図2-1.micro:bit用四輪車 + micro:bit(マイクロビット)本体
図2-1.micro:bit用四輪車 + micro:bit(マイクロビット)本体

四輪車シャーシ(基板)には、あらかじめ電子部品がはんだ付けされています。四輪車シャーシ(基板)に、前輪・後輪を取り付けて、完成させます。

micro:bit(マイクロビット)本体

micro:bit(マイクロビット)本体は、四輪車シャーシ(基板)の上部にあるコネクタへ差し込みます。

図2-2.micro:bit(マイクロビット)本体
図2-2.micro:bit(マイクロビット)本体

後輪(駆動輪)

後輪は、タミヤの「シングルギヤボックス」を使用した駆動輪で、FA-130タイプのDCモーターを1個搭載しています。このギヤボックスは、回転数とトルクが異なる4種類のギア比を選ぶことができます。オススメのギア比は、中速の114.7:1です。また、このギヤボックスも組み立て式です。

図2-3.後輪(駆動輪)
図2-3.後輪(駆動輪)

後輪(駆動輪)の制御は、micro:bit(マイクロビット)のP13端子・P14端子で行います。この二つの端子へ出力するデジタル値の組み合わせによって、DCモーターの回転方向が変化して、前進・後進・停止となります。また、P15端子へ出力するアナログ値によって、DCモーターの回転速度を調節できます。

前輪(操舵輪)

前輪は、オリジナルの前輪パーツによる操舵輪で、サーボモーターの出力軸に直接取り付けられています。

図2-4.前輪(操舵輪)
図2-4.前輪(操舵輪)

前輪(操舵輪)の制御は、micro:bit(マイクロビット)のP12端子で行います。この端子へ出力するサーボ信号の値によって、サーボモーターの回転角度が変化して、直進・右折・左折となります。

電源

電源は、単四形乾電池を3本使用します。

図2-5.電源
図2-5.電源

電源スイッチ

四輪車シャーシ(基板)の後方に電源スイッチがあります。

図2-6.電源スイッチ
図2-6.電源スイッチ

ライト

四輪車シャーシ(基板)の前方に、ライト(LED)が2つ付いています。

図2-7.ライト(LED)
図2-7.ライト(LED)

ライト(LED)の制御は、micro:bit(マイクロビット)のP16端子で行います。この端子へ出力するデジタル値によって、点灯・消灯となります。2つのライトを個別に制御することはできないので、方向指示器(ウインカー)にはなりません。

タイヤ

タイヤには、タミヤの「トラックタイヤセット」を使用しています。

図2-8.タイヤ
図2-8.タイヤ

拡張用サーボモーター端子

micro:bit(マイクロビット)のP8端子で制御できる拡張用サーボモーター端子があります。ここへ取り付けるサーボモーターは付属していないので、拡張したいときは別途サーボモーターを購入します。

図2-9.拡張用サーボモーター端子
図2-9.拡張用サーボモーター端子

拡張用端子

四輪車シャーシ(基板)の先端に、micro:bit(マイクロビット)のP0端子・P1端子・P2端子・3V端子・GND端子へ接続できるコネクタがあります。ここへ取り付ける「なにか」はキットに含まれていません。自由に拡張してみましょう。

図2-10.P0端子・P1端子・P2端子・3V端子・GND端子
図2-10.P0端子・P1端子・P2端子・3V端子・GND端子

拡張用取り付け穴

前輪パーツに「なにか」が取り付けられる穴が二つ空いています。「なにか」はキットに含まれていないので、どう使うかはあなたのアイデア次第!

図2-11.拡張用取り付け穴
図2-11.拡張用取り付け穴

組み立て方法は「5-1.ラジコンカー【組み立て編】」で紹介しています。

3.micro:bit用コントローラー + micro:bit(マイクロビット)本体

micro:bit用コントローラーは、電池ボックスを内蔵したmicro:bit(マイクロビット)の拡張モジュールで、micro:bit(マイクロビット)本体を搭載することができます。無線通信機能を使ってプログラミングすることで、micro:bit用四輪車をラジコンカーとして楽しむことができます。

図3-1.micro:bit用コントローラーキット + micro:bit(マイクロビット)本体
図3-1.micro:bit用コントローラーキット + micro:bit(マイクロビット)本体

micro:bit(マイクロビット)本体

micro:bit(マイクロビット)本体は、ねじ3本で取り付けます

図3-2.micro:bit(マイクロビット)本体
図3-2.micro:bit(マイクロビット)本体

電源

電源は、単四形乾電池を2本使用します。電池ボックスは、micro:bit用コントローラーの裏面にあります。

図3-3.電源
図3-3.電源

電源スイッチ

コントローラーの奥側に電源スイッチがあります。

図3-4.電源スイッチ
図3-4.電源スイッチ

パワーランプ(LED)

電源がオンになると点灯するパワーランプ(LED)です。

図3-5.パワーランプ(LED)
図3-5.パワーランプ(LED)

組み立て方法は「5-1.ラジコンカー【組み立て編】」で紹介しています。

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