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micro:bit Lab.【マイクロビット】

micro:bit Lab.では、micro:bit【マイクロビット】に関する情報を紹介しています。

LED画面に「Hello, World!」を表示する
10-3

はじめてのMicroPython

2019-05-172019-05-17

はじめてのMicroPythonとして、micro:bitのLED画面に「Hello, World!」を繰り返し表示するプログラムにチャレンジしましょう。

10-3-1.はじめてのMicroPython

micro:bitでは、MakeCodeエディターを使ったブロックとJavaScriptの他に「10-1.MicroPython(マイクロパイソン)」で紹介したMicroPythonというプログラミング言語でプログラミングすることができます。

はじめてのMicroPythonとして、micro:bitのLED画面に「Hello, World!」を繰り返し表示するプログラムを作ります。

開発環境(エディター)の準備

ここでは、MicroPythonの開発環境であるMuエディターを使用します。Muエディターのインストールは「10-2.Muエディターのインストール」を参考にしてください。

Muエディターの起動

Muエディターを起動します。Muエディターを初めて起動すると、図10-3-1-1のような画面になります。1行目の「# ここにコードを書いてね :-)」はコメントなので削除してもかまいません。

図10-3-1-1.起動直後のMuエディター
図10-3-1-1.起動直後のMuエディター

モードを設定する

上部に表示されているメニューから「モード」をクリックします。

図10-3-1-2.モードの選択
図10-3-1-2.モードの選択

一覧から「BBC micro:bit」を選択して「OK」をクリックします。

図10-3-1-3.BBC micro:bitの選択
図10-3-1-3.BBC micro:bitの選択

micro:bitを接続する

USBケーブルでmicro:bitとパソコンを接続します。MuエディターがMicro:bitを正常に検出すると、画面左下に「新規のBBC micro:bitデバイスを検出しました。」というメッセージが表示されます。このメッセージはしばらくすると消えます。

図10-3-1-4.micro:bitの検出
図10-3-1-4.micro:bitの検出

もし、モードが正しく選択できていない場合は「新規のBBC micro:bitデバイスを検出しました。MuをBBC micro:bitモードに変更しますか?」というメッセージが表示されます。そのまま、モードを変更する場合は「OK」をクリックします。

図10-3-1-5.モードの変更
図10-3-1-5.モードの変更

プログラムする

表10-3-1-1のように入力します。

すべて入力すると図10-3-1-6のようになります。間違いないでしょうか。

図10-3-1-6.Hello, World!
図10-3-1-6.Hello, World!

プログラムを転送する

上部に表示されているメニューから「転送」をクリックします。

図10-3-1-7.プログラムの転送
図10-3-1-7.プログラムの転送

転送が完了すると、画面左下に「micro:bitにコードをコピーしました。」というメッセージが表示されます。

図10-3-1-8.転送の完了
図10-3-1-8.転送の完了

動作を確認する

micro:bitのLED画面を見てみましょう。「Hello, World!」と表示されていれば、はじめてのMicroPythonは大成功です。

10-3-2.正しく動かないとき

micro:bitのLED画面にエラーメッセージが表示され、正しく動作しない場合、その多くはスペルミスなどの単純なものです。例えば「line 4 NameError name 'true' is not defined」のようなメッセージがLED画面に表示されます。スクロールするので読みにくいですが。

MicroPythonは、プログラミング言語としての文法を単純化して、可読性を高め、誰が書いても同じようなプログラムになるようにデザインされています。

そのため、構文が厳格に決まっており、予約語も例外ではありません。「from」「import」「while」などの予約語は小文字で記述され、「From」「Import」「While」などとした場合は正しく解釈されません。また、真偽を表す「True」「False」については先頭を大文字とします。4行目のインデント(字下げ)も半角スペース4文字と決まっています。

実行前に構文を確認する

上部に表示されているメニューから「チェック」をクリックすると、事前に構文を確認することができます。

図10-3-1-9.構文の確認
図10-3-1-9.構文の確認

構文が正しいときは、画面左下にメッセージが表示されます。この嬉しいメッセージにはいくつかパターンがあるようです。試してみてください。

図10-3-1-10.構文が正しいときのメッセージ
図10-3-1-10.構文が正しいときのメッセージ

エラーの例(1)

「while」を「While」と記述しているとき。

図10-3-1-11.エラーの例(1)
図10-3-1-11.エラーの例(1)

エラーの例(2)

「True」を「true」と記述しているとき。

図10-3-1-12.エラーの例(2)
図10-3-1-12.エラーの例(2)

エラーの例(3)

3行目の「:」を忘れたとき。

図10-3-1-13.エラーの例(3)
図10-3-1-13.エラーの例(3)

エラーの例(4)

3行目のインデント(字下げ)が半角スペース1文字のとき。

図10-3-1-14.エラーの例(4)
図10-3-1-14.エラーの例(4)

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