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micro:bit Lab.【マイクロビット】

micro:bit Lab.では、micro:bit【マイクロビット】に関する情報を紹介しています。

7インチディスプレイでプログラミングにチャレンジ
12-5

MakeCode for micro:bit

2019-09-192019-09-19

Raspberry Pi 3 Model B+をベースにした7インチディスプレイのパソコンで、MakeCode for micro:bitを使ったプログラミングにチャレンジします。プログラミングの流れと、画面を有効に使うコツを紹介します。

12-5-1.MakeCode for micro:bitへアクセスする

本記事では「12-2.自分専用のパソコンを組み立てる」で組み立てたパソコンで、MakeCode for micro:bitを使ったプログラミングにチャレンジします。このパソコンは、ディスプレイのサイズが7インチ(800×480)と小さいため、MakeCode for micro:bitを使うには、いくつかコツがあります。プログラミングの流れと、画面を有効に使うコツを紹介します。

ウェブブラウザーを起動する

MakeCode for micro:bitへアクセスするために、ウェブブラウザーのChromium(クロミウム)を使います。Chromiumは、メニューから「インターネット」>「Chromium ウェブ・ブラウザ」の順番でクリックして起動します。

図12-5-1-1.Chromiumを起動する
図12-5-1-1.Chromiumを起動する

新しいタブで「makecode.microbit.org」と入力して「Enter」キーを押します。新しいタブが表示されていない場合は、タブの右側にある「+」をクリックします。

図12-5-1-2.makecode.microbit.orgの入力
図12-5-1-2.makecode.microbit.orgの入力

「このページを翻訳しますか?」というメッセージが表示された場合は「このサイトは翻訳しない」を選択してください。

図12-5-1-3.「このページを翻訳しますか?」
図12-5-1-3.「このページを翻訳しますか?」

MakeCode for micro:bitのホーム画面が表示されました。やはり、7インチディスプレイだとちょっと窮屈そうですね。

図12-5-1-4.MakeCode for micro:bitのホーム画面
図12-5-1-4.MakeCode for micro:bitのホーム画面

12-5-2.ショートカットを作る

Chromiumというウェブブラウザーを起動して「makecode.microbit.org」を入力する方法で、MakeCode for micro:bitへアクセスしました。毎回、この方法でアクセスするのは面倒なので、ショートカットを作成して、簡単にアクセスできる方法を紹介します。

ショートカットを作る

Chromiumの右上にある設定アイコンをクリックします。表示されたメニューから「その他のツール」>「ショートカットを作成」の順番でクリックします。

図12-5-2-1.ショートカットを作成
図12-5-2-1.ショートカットを作成

「ショートカットを作成しますか?」というメッセージが表示されるので「作成」をクリックします。

図12-5-2-2.「ショートカットを作成しますか?」
図12-5-2-2.「ショートカットを作成しますか?」

これで、ショートカットが作成されました。一度、Chromiumを終了させて、確認してみましょう。右上の「×」をクリックします。

図12-5-2-3.Chromiumの終了
図12-5-2-3.Chromiumの終了

ショートカットは、2ヵ所に作成されます。一つ目は、デスクトップです。デスクトップに「makecode.microbit.org」というアイコンがあります。アイコンをクリックすると、確認メッセージが表示されるので「実行」をクリックします。

図12-5-2-4.デスクトップに作られたショートカット
図12-5-2-4.デスクトップに作られたショートカット

二つ目は、メニューの中です。メニューを開くと「Chromiumアプリ」という項目が増え、その中に「makecode.microbit.org」があります。

図12-5-2-5.メニューに追加されたショートカット
図12-5-2-5.メニューに追加されたショートカット

いずれかのショートカットを使うことで、少ない操作でMakeCode for micro:bitへアクセスできます。

12-5-3.画面を有効に使うコツ

では、MakeCode for micro:bitのホーム画面から、新しいプロジェクトを作成しましょう。「新しいプロジェクト」をクリックします。

図12-5-3-1.新しいプロジェクトの作成
図12-5-3-1.新しいプロジェクトの作成

エディターの画面が表示されました。いかがでしょうか。ブロックの表示されたプログラミングエリアがとても狭く、これではプログラミングしにくい(できない?)印象です。

図12-5-3-2.エディターの画面
図12-5-3-2.エディターの画面

まず、下半分に表示されているシミュレーターを隠します。中央のタブをクリックします。

図12-5-3-3.シミュレーターを隠す
図12-5-3-3.シミュレーターを隠す

シミュレーターが隠れて、プログラムエリアが少し広くなりましたが、まだまだですね。次に「F11」キーを押して、Chromiumを全画面モードにします。

図12-5-3-4.シミュレーターが隠れて広がったプログラムエリア
図12-5-3-4.シミュレーターが隠れて広がったプログラムエリア

全画面モードにすると、上部に表示されていたメニューなどが消えて、プログラミングエリアが広がります。元の画面モードに戻すには、もう一度「F11」キーを押します。

図12-5-3-5.Chromiumの全画面モード
図12-5-3-5.Chromiumの全画面モード

最後に、右下の「縮小表示」でブロックの表示を小さくします。小さくしすぎたときは「拡大表示」で調節します。最初の印象より、ずいぶん使いやすく見えないでしょうか。

図12-5-3-6.小さく表示されたブロック
図12-5-3-6.小さく表示されたブロック

12-5-4.プログラミングする

USBケーブルを使って、micro:bitとパソコンを接続します。「実行したい動作を選択してください」というメッセージが表示された場合は「キャンセル」をクリックします。

図12-5-1-1.micro:bitの接続後に表示されるメッセージ
図12-5-4-1.micro:bitの接続後に表示されるメッセージ

MakeCode for micro:bitの画面右上に表示されている「歯車」アイコンをクリックします。メニューから「デバイスを接続する」をクリックします。

図12-5-4-2.デバイスを接続する
図12-5-4-2.デバイスを接続する

「接続してワンクリック書き込み」という画面が表示されるので、下へスクロールします。

図12-5-4-3.「接続してワンクリック書き込み」画面
図12-5-4-3.「接続してワンクリック書き込み」画面

右下の「デバイスを接続する」をクリックします。

図12-5-4-4.「デバイスを接続する」
図12-5-4-4.「デバイスを接続する」

「makecode.microbit.orgが接続を要求しています」というメッセージが表示されるので、一覧から「BBC micro:bit CMSIS-DAP」を選択して「接続」をクリックします。

図12-5-4-5.「BBC micro:bit CMSIS-DAP」の選択
図12-5-4-5.「BBC micro:bit CMSIS-DAP」の選択

「デバイスを接続しました。ダウンロードを試してみてください。」というメッセージが表示されることを確認します。このメッセージは、数秒で消えます。

図12-5-4-6.「デバイスを接続しました。ダウンロードを試してみてください。」
図12-5-4-6.「デバイスを接続しました。ダウンロードを試してみてください。」

では、簡単なプログラムを作って、ダウンロード(micro:bitへ書き込み)してみましょう。サンプルプログラムは、大小のハートが交互に表示される「ドキドキハート」です。プログラムができたら、左下の「ダウンロード」をクリックします。

図12-5-4-7.プログラムのダウンロード
図12-5-4-7.プログラムのダウンロード

「ダウンロードしています」というメッセージが、しばらく表示されます。メッセージが消えるとダウンロード(micro:bitへの書き込み)が完了です。micro:bitのLED画面を見てみましょう。ハートがドキドキしていますか?

図12-5-4-8.ダウンロードの完了
図12-5-4-8.ダウンロードの完了

左上の「ホーム」アイコンをクリックすると、プロジェクトに名前を付けることができます。「保存」をクリックするとホーム画面へ戻ります。

図12-5-4-9.プロジェクトの名前
図12-5-4-9.プロジェクトの名前

7インチディスプレイでプログラミングにチャレンジした結果

7インチディスプレイで、akeCode for microbitを使ってプログラミングするのは難しいのではと思いましたが、画面を有効に使うコツで、狭かったプログラミングエリアがグッと広がりました。また、micro:bitをデバイスとして認識させることで、ボタン一つでプログラムがダウンロード(micro:bitへの書き込み)ができました。これは、ファイルマネージャなどのアプリと画面を切り替える手間が不要になるので、効率的にプログラミングできます。

7インチディスプレイで、MakeCode for microbitを使ってプログラミングにチャレンジした結果、ありです。※個人の感想です。

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