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micro:bit Lab.【マイクロビット】

micro:bit Lab.では、micro:bit【マイクロビット】に関する情報を紹介しています。

センサーなどの値をリアルタイムに確認
付録1-3

シリアル通信【Windows編】

2017-09-282017-09-28

micro:bitとWindowsパソコンでシリアル通信するための手順です。

micro:bitのセンサーなどを使ってプログラミングしていると、その値をリアルタイムに確認したくなります。そんなときは、シリアル通信でパソコンのターミナルエミュレーターなどに表示するのが便利です。

シリアル通信は、USBケーブルでmicro:bitとパソコンを接続して行います。

付録1-3-1.シリアル通信のための準備

シリアル通信の準備として、mbed Windowsシリアルポートドライバーをダウンロードして、パソコンへインストールします。この手順は、最初に一度だけ行います。

mbed Windowsシリアルポートドライバーのダウンロード

Windows serial configuration(arm MBED)に、アクセスします。Download latest driverのリンクから最新版のインストーラーをダウンロードして、保存します。

図 付録1-3-1-1.シリアルポートドライバーのダウンロード
図 付録1-3-1-1.シリアルポートドライバーのダウンロード

mbed Windowsシリアルポートドライバーのインストール

ダウンロードしたインストーラーを実行します。

図 付録1-3-1-2.シリアルポートドライバーのインストーラー
図 付録1-3-1-2.シリアルポートドライバーのインストーラー

[Install]をクリックします。

図 付録1-3-1-3.インストールの開始
図 付録1-3-1-3.インストールの開始

mbedユニバーサルシリアルバスコントローラーのインストール確認画面が表示されるので、[インストール]をクリックします。

図 付録1-3-1-4.シリアルポートドライバーのインストーラー
図 付録1-3-1-4.mbedユニバーサルシリアルバスコントローラーのインストール確認

mbedポート(COMとLPT)のインストール確認画面が表示されるので、[インストール]をクリックします。

図 付録1-3-1-5.シリアルポートドライバーのインストーラー
図 付録1-3-1-5.mbedポート(COMとLPT)のインストール確認

「The driver was installed successfully.」のメッセージが表示されるとインストールは完了です。[Finish]をクリックして、終了します。

図 付録1-3-1-6.インストールの終了
図 付録1-3-1-6.インストールの終了
こんなメッセージが表示されたら

[Install]をクリックしても、「The driver could not be installed. No mbed Microcontrollers were found.」が表示されて、インストールが始まらない場合があります。これは、micro:bitが、パソコンに接続されてない場合に表示されるメッセージです。一旦、[Cancel]をクリックして、micro:bitを接続した後、インストールをやり直してください。

図 付録1-3-1-7.エラーメッセージ
図 付録1-3-1-7.エラーメッセージ

付録1-3-2.接続するCOMポート番号の確認

インストールが終了したら、接続するCOMポート番号を確認します。デバイスマネージャを起動して、デバイスの一覧から「ポート(COMとLPT)」に表示される「mbed Serial Port」を確認します。図 付録1-2-2-1.COMポート番号の確認では、「COM6」がCOMポート番号です。

図 付録1-3-2-1.COMポート番号の確認
図 付録1-3-2-1.COMポート番号の確認

付録1-3-3.ターミナルエミュレーターの起動と設定

micro:bitからのデータを受信するために、パソコンでターミナルエミュレーターを起動します。ここでは、Tera Termを使用します。

ターミナルエミュレーターの起動と設定

Tera Termを起動して、[ファイル]>[新しい接続]を選択します。「シリアル」にチェックを付けて、「ポート」を選択します。選択するポートは、付録1-2-2.接続するCOMポート番号の確認で確認したCOMポート番号です。[OK]をクリックします。

図 付録1-3-3-1.新しい接続
図 付録1-3-3-1.新しい接続

[設定]>[シリアルポート]を選択します。「ボー・レート」を「115200」に変更します。[OK]をクリックします。これで、ターミナルエミュレーターの準備は完了です。

図 付録1-3-3-2.シリアルポート設定
図 付録1-3-3-2.シリアルポート設定

付録1-3-4.シリアル通信の例

そもそもシリアル通信をしようと思ったのは、三軸加速度センサーの出力値が確認したかったからです。X軸とかY軸とか頭で考えてもよくわからないもので・・・。以下は、micro:bitからパソコンへ送信するシリアル通信のサンプルプログラムです。

サンプルプログラム

図 付録1-3-4-1.シリアル通信のサンプルプログラム(ブロック)は、X軸・Y軸・Z軸の加速度を、シリアル通信で繰り返し送信するプログラムです。送信後、区切りの文字列「----------」を書き出して、500ミリ秒休止するようにしています。

図 付録1-3-4-1.シリアル通信のサンプルプログラム(ブロック)
図 付録1-3-4-1.シリアル通信のサンプルプログラム(ブロック)

表 付録1-3-4-1.シリアル通信のサンプルプログラム(JavaScript)は、同じプログラムをJavaScriptで記した場合です。

実行結果

サンプルプログラムの実行結果です。ターミナルエミュレーターの画面に、X軸・Y軸・Z軸の加速度が、約500ミリ秒間隔で表示されます。

図 付録1-3-4-2.サンプルプログラムの実行結果
図 付録1-3-4-2.サンプルプログラムの実行結果
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