LEDを点滅させる【Lチカ】
micro:bitを使った電子工作のファーストステップ第二弾としてLEDをチカチカ点滅させる、通称Lチカを紹介します。
3-2-1.できること
「3-1.LEDを点灯させる【Lピカ】」で作成した電子回路をそのまま使って、LEDをチカチカ点滅させます。micro:bitなどのコンピューターで制御する電子回路では、プログラムを変更することで、その電子回路の動作を変えることができます。プログラムの変更で、LEDの動作が点灯から点滅に変わることを体感してください。
3-2-2.用意するもの~作り方
「3-1.LEDを点灯させる【Lピカ】」と同じ電子回路を使います。はじめての人は、先に「3-1.LEDを点灯させる【Lピカ】」を作りましょう。
3-2-3.プログラミング(ブロック)
LEDを点滅させるサンプルプログラムです。
最初だけ実行されるプログラム
変数「sleep_time」に100をセットします。
ずっと実行されるプログラム
端子P0にデジタル信号「1」と「0」を交互に出力します。
3-2-4.プログラミング(Javascript)
Javascript(テキスト)のサンプルプログラムです。
3-2-5.動かしてみよう
プログラムが完成したら動かしてみましょう。LEDがチカチカ点滅すれば成功です。
3-2-6.解説
LEDが光る原理は「3-1.LEDを点灯させる【Lピカ】」で述べた解説の通りです。ここでは、端子P0にデジタル信号「1」と「0」を交互に出力することで、ちょうどスイッチのオンとオフを繰り返すのと同じ状態となり、LEDがチカチカ点滅します。
デジタル信号を出力したあとに一時停止することで、点滅の間隔を調節しています。一時停止の時間は、変数「sleep_time」の値となり、最初に設定しています。この値を、変更することで点滅の周期を変えることができます。
3-2-7.バージョンアップ
作ったプログラムに次のブロックを追加してみよう。Aボタンを押すと点滅の速度が速くなり、Bボタンを押すと遅くなります。
バージョンアップしたJavascript(テキスト)のサンプルプログラムです。
micro:bit関連のおすすめ品
micro:bitのエッジコネクターをピンヘッダーに変換するエッジコネクターピッチ変換基板と、ブレッドボードが一つになった製品です。付属のジャンパーワイヤーを使用することで、手軽に回路の実験ができます。