Armourbit development expand board
micro:bitでLEGOを動かすために必要な拡張ボードの一つ、KittenBot社のArmourbit development expand board(拡張ボード)とArmourbit Battery Holder Mount(バッテリーボックス)を紹介します。
1.拡張ボードとバッテリーボックス
図11-5-1-1は、micro:bitでLEGOを動かすために必要な拡張ボードの一つ、KittenBot社のArmourbit development expand board(拡張ボード)とArmourbit Battery Holder Mount(バッテリーボックス)です。拡張ボード(右側)とバッテリーボックス(左側)が分離した構造で、それぞれをLEGOと接続することができます。
2.Armourbit development expand board(拡張ボード)
KittenBot社のArmourbit development expand boardは、8個のサーボモーター端子・2個のDCモーター端子・7つの外部接続端子・1つのI2C端子・ブザーを備えた、micro:bit用の拡張ボードです。
エッジコネクター
前面に、micro:bitを差し込むエッジコネクターがあります。
サーボモーター端子
サーボモーターを接続するピンヘッダー(S1・S2・S3・S4・S5・S6・S7・S8)があります。最大8個のサーボモーターを接続することができます。
「11-2.Super:bitに接続できる2種類のモーター」で紹介しているサーボモーター(Gray Servo)が接続できます。
LEGO接続用の穴
サーボモーター端子の周辺に、直径4mm程度の穴が開いています。この穴がLEGOと接続するためのもので、LEGOテクニックシリーズのコネクターペグを差し込むことができます。コネクターペグを使うことで、他のLEGOパーツと接続することができます。
コネクターペグ
コネクターペグは、テクニックシリーズのパーツ同士を接続するためのものです。コネクターペグには、滑り止めあり・なしの2種類があり、滑り止めありのものには、小さな突起がついています。しっかりと接続するために、滑り止めあり(突起あり)のものを選びましょう。
図11-5-2-5のコネクターペグは、黒が滑り止めあり(突起あり)、グレーが滑り止めなし(突起なし)です。
リセットボタン(Rst)
micro:bitのリセットボタンに連動しています。
電源端子(Power)
PHコネクター(3ピン)タイプで、Armourbit Battery Holder Mount(バッテリーボックス)と接続します。ピンの割り当てはBAT(バッテリー電圧)・5V・GNDとなっています。
I2C端子(I2C)
PHコネクター(4ピン)タイプで、ピンの割り当てはGND・V(3.3V)・P19(SCL)・P20(SDA)となっています。
外部接続端子(1~7)
外部のセンサーなどを接続する端子です。PHコネクター(4ピン)タイプです。ピンには、GND・V(3.3V)と、それぞれにmicro:bitの端子が二つずつ割り当てられています。
DCモーター端子(M1・M2)
2個のDCモーターを接続する端子です。2ピンのヘッダーピンです。
「11-2.Super:bitに接続できる2種類のモーター」で紹介しているDCモーター(Red motor)が接続できます。
ブザー切り替えスイッチ
ブザーのオン・オフを切り替えるスイッチです。
3.Armourbit Battery Holder Mount(バッテリーボックス)
Armourbit Battery Holder Mount(バッテリーボックス)は、Armourbit development expand board(拡張ボード)へ電気を供給するためのバッテリーボックスです。
バッテリーボックス
18650型充電池が収まるバッテリーボックスです。プラス(+)とマイナス(-)の向きを間違えないように注意します。バッテリーボックス内に「+」と「-」の刻印があります。
バッテリーボックスには、カバーがついています。
電源スイッチ(Power)
押しボタン式のスイッチです。オン時に赤色のLED(Power)が点灯します。
USB出力(USB OUT)
USB出力端子です。USBケーブルを接続することで、5Vを供給することができます。
LEGO接続用の穴
両側に、直径4mm程度の穴が開いています。この穴がLEGOと接続するためのもので、LEGOテクニックシリーズのコネクターペグを差し込むことができます。コネクターペグを使うことで、他のLEGOパーツと接続することができます。
電源端子(Power)
PHコネクター(3ピン)タイプで、Armourbit development expand board(拡張ボード)と接続します。ピンの割り当てはBAT(バッテリー電圧)・5V・GNDとなっています。
充電用端子(Charger)
マイクロUSBケーブル(A-マイクロB)を使って、バッテリーボックス内の18650型充電池を充電することができます。
充電中は青色のLED(Charging)、完了すると緑色のLED(Full)が点灯します。
4.作品例
DCモーター(Red motor)を2個使った作品例です。左右のタイヤ(DCモーター)の回転速度と回転方向をプログラミングすることで、前進・後進・左右への旋回・その場で回転などの動作が行えます。