Running:bit
173個のブロックで、動きの異なる5種類のロボットカーを作ることができる、YahboomのRunning:bitを紹介します。
1.製品の紹介
Yahboom(中国名:亚博)のRunning:bitは、LEGO互換のブロックで組み立てるキットで、動きの異なる5種類のロボットカーを作ることができます。タイヤとアームや荷台などの駆動には、2種類のモーター(DCモーター・サーボモーター)が使われています。モーターの制御には、同社の多機能・低価格なmicro:bit用の拡張ボード「Super:bit expansion board」が使われています。
拡張ボード「Super:bit expansion board」は「付録3-14.Super:bit expansion board」で、2種類のモーターは「11-2.Super:bitに接続できる2種類のモーター」で詳しく紹介しています。
パッケージ
Running:bitのパッケージには3種類あります。それぞれ「ブロックのみ」「Super:bit expansion boardを含む」「Super:bit expansion boardとmicro:bitを含む」となります。購入時には、必要なものが含まれているかどうか注意が必要です。
Running building block pack
Running building block pack + super:bit
Running:bit package (with micro:bit)
Yahboom programmable Running:bit based on Micro:bit compatible with LEGO
2.ロボットカーの紹介
このキットには、173個のブロックが含まれており、動きの異なる5種類のロボットカーを作ることができます。ただし、同時に作ることはできません。組立説明書は、同社のウェブサイト「running:bitのチュートリアル」で公開されています。また、プログラミングも同ページで紹介されています。
Pretty car
このキットの基本となるロボットカーです。このロボットカーには、68個のブロックを使います。左右のタイヤに別々のDCモーターを取り付け、前進・後進・左右への旋回などがプログラミングできます。また、拡張ボード「Super:bit expansion board」には、ブザーとRGB LED(4個)が搭載されているので、メロディを鳴らしたり、カラフルにLEDを点灯させることもできます。
Pretty carは、使用するブロックの数が最も少ないので組み立てやすく、ロボットカーの基本となる動作をプログラミングできるので、最初の一台にぴったりです。
Robot with clip
Pretty carの前方に、クワガタのハサミのような機構(クリップ)を付け加えたロボットカーです。このロボットカーには、101個のブロックを使います。クリップには、サーボモーターが取り付けられ、プログラミングで開閉することができます。
Proficient Carrier
前方に、荷台を持つロボットカーです。このロボットカーには、89個のブロックを使います。荷台には、サーボモーターが取り付けられ、プログラミングで上下することができます。フォークリフトのような動きを再現することができます。
Mobile shooter
移動式の投石機です。このロボットカーには、93個のブロックを使います。アームを動かして、遠心力で黒いブロックを飛ばします。左側にあるのは、残ったブロックで作ったモンスターです。モンスターを倒すことができるかな?
Skilled remover
上部に、荷台を持つロボットカーです。このロボットカーには、このキットの中では最も多い123個のブロックを使います。荷台には、サーボモーターが取り付けられ、プログラミングで上下することができます。トラックのような動きを再現することができます。
オリジナルを作ろう!
5種類のロボットカーを作ったら、次はオリジナルのロボットカーを考えてみましょう。アイデア次第でさまざまなものを作ることができるのが、ブロックの面白さです。micro:bitをもう一つ用意すれば、ロボットカーをラジコンにすることもできます。なにができるかな?
おすすめ品
Yahboom micro:bit smart robot car with IR and APP
独立した二つの駆動輪を持つSTEM教育用のグラフィカルプログラミングロボットです。