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micro:bit Lab.【マイクロビット】

micro:bit Lab.では、micro:bit【マイクロビット】に関する情報を紹介しています。

LEGOに接続可能で多機能・低価格な拡張ボード
付録3-14

Super:bit expansion board

2019-08-282024-09-13

YahboomのLEGOに接続可能で多機能・低価格なmicro:bit用の拡張ボード「Super:bit expansion board」を紹介します。

1.製品の紹介

Yahboom(中国名:亚博)Super:bit expansion boardは、基板上に18650型充電池が収まるバッテリーボックスと充電回路を搭載し、4つのDCモーター・2つのステッピングモーター・8つのサーボモーターが接続できるmicro:bitの多機能・低価格な拡張ボードです。また、micro:bitのエッジコネクターへダイレクトに接続できるヘッダーピン・ブザー・4つのRGB LEDも備えています。

図1-1.拡張ボード「Super:bit expansion board」
図1-1.拡張ボード「Super:bit expansion board」

LEGOとつながる

基板上に、LEGO接続用の穴があるので、LEGOと組み合わせて自由な発想で作品を作ることができます。別売りでLEGOに接続可能な回転モーター(赤)や可動範囲が270度のサーボモーター(グレー)も用意されています。

図1-2.作品例「風車」
図1-2.作品例「風車」

パッケージ

Super:bit expansion boardのパッケージにはいくつか種類があります。最上位の「Advanced package」には、Building block(LEGO互換ブロック)と接続可能な回転モーター(赤)と可動範囲が270度のサーボモーター(グレー)がセットになっています。

Separate expansion board

Basic package

Basic package with building block pack

Advanced package

Yahboom Super:bit expansion board for micro:bit

2.各部の詳細

エッジコネクター

エッジコネクターにmicro:bitを差し込みます。

図2-1.エッジコネクター
図2-1.エッジコネクター

バッテリーボックス

18650型充電池が収まるバッテリーボックスを搭載しています。プラス(+)とマイナス(-)の向きを間違えないように注意します。バッテリーボックス内に「+」と「-」の刻印があります。

図2-2.バッテリーボックス
図2-2.バッテリーボックス

充電回路

充電池を充電するための回路が内蔵されています。USBケーブルを使って充電することができます。充電中は赤色のLED(Charge)、満充電で青色のLED(Full)が点灯します。

図2-3.充電回路
図2-3.充電回路

電源端子

充電池を使う代わりに、電源端子(3-5V IN)に外部電源(3V~5V)を接続することができます。適合するコネクターは「XHコネクタ2ピン」です。また、充電用USBコネクタ(Charging)から給電することもできます。

電源端子(3-5V IN)の極性

電源端子(3-5V INに外部電源(3V~5V)を接続する時には、その極性に注意します。「+-」の表記は、基板の裏側に印刷されています。

図2-4.電源端子
図2-4.電源端子

電源スイッチ

押しボタン式のスイッチです。オン時に赤色のLED(Power)が点灯します。

図2-5.電源スイッチ
図2-5.電源スイッチ

モーター端子

DCモーターを接続する端子(M1・M2・M3・M4)です。最大4台のDCモーターを接続することができます。モータードライバーには「DRV8833 Dual H-Bridge Motor Driver」が使われており、最大電流は1.5Aです。適合するコネクターは「XHコネクタ2ピン」です。

図2-6.モーター端子(1)
図2-6.モーター端子(1)

また、ステッピングモーター端子を使って、DCモーターを接続することができます。接続方法は、図2-7の通りです。

図2-7.モーター端子(2)
図2-7.モーター端子(2)

ステッピングモーター端子

ステッピングモーターを接続するピンヘッダー(B1・B2)です。最大2台のステッピングモーターを接続することができます。モータードライバーは、DCモーターと共用です。

図2-8.ステッピングモーター端子
図2-8.ステッピングモーター端子

サーボモーター端子

サーボモーターを接続するピンヘッダー(S1・S2・S3・S4・S5・S6・S7・S8)です。最大8台のサーボモーターを接続することができます。サーボモータードライバーには「PCA9685PW」が使われています。

図2-9.サーボモーター端子
図2-9.サーボモーター端子

入出力端子(GPIO)

17つの入出力端子(GPIO)です。各々、micro:bitのP0・P1・P2・P3・P4・P5・P6・P7・P8・P9・P10・P11・P12・P13・P14・P19(SCL)・P20(SDA)と繋がっています。P0は、あらかじめ基板上のブザーとジャンパーピンで接続されています。

図2-10.入出力端子(GPIO)
図2-10.入出力端子(GPIO)

I2C端子

I2C端子(I2C)です。3.3V・P19(SCL)・P20(SDA)・GNDに繋がっています。適合するコネクターは「PHコネクター4ピン」です。

図2-11.I2C端子
図2-11.I2C端子

シリアル端子

シリアル端子(Serial port)です。5V・GND・P15(TX)・P16(RX)に繋がっています。適合するコネクターは「PHコネクター4ピン」です。

図2-12.シリアル端子
図2-12.シリアル端子

ブザー

ブザー(Buzzer)です。ブザーは、あらかじめ基板上のP0とジャンパーピンで接続されています。

図2-13.ブザー
図2-13.ブザー

RGB LED

4個のRGB LED(LED1・LED2・LED3・LED4)を搭載しています。端子P12に接続されています。NeoPixelの拡張機能を使って点灯させることができます。

図2-14.RGB LED
図2-14.RGB LED

5V端子

5Vを出力する端子です。

図2-15.5V端子
図2-15.5V端子

LEGO接続用の穴

LEGOを接続できる穴があります。LEGOテクニックシリーズのコネクターペグを挿すことができます。LEGOと接続する方法は「11-1.Super:bitとLEGOを接続する」をご覧ください。

図2-16.LEGO接続用の穴
図2-16.LEGO接続用の穴

LEGOと組み合わせた作品例「風車」です。

図2-17.作品例「風車」
図2-17.作品例「風車」

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