micro:Maqueen V3.0【基板拡張編】
micro:Maqueen V3.0にユニバーサル基板やブレッドボードを取り付ける方法を紹介します。
この記事は、DFROBOTの「micro:Maqueen V3.0」の拡張方法です。micro:Maqueenは「付録3-12.micro:Maqueen V3.0」で詳しく紹介しています。また、組み立て方法は「5-2.micro:Maqueen V3.0【組み立て編】」で解説しています。
5-7-1.各種インタフェースを利用する
micro:Maqueen V3.0には、あらかじめ搭載されている機能の他に、拡張を目的とした「I2C(IIC)インタフェース」「Gravity拡張インタフェース」「エッジコネクター」などの各種インタフェースがあります。となれば、これらを利用して何かを創りたくなるのが、メイカーとしての性(さが)ですね。
これが「I2C(IIC)インタフェース」です。SR04/SR04P超音波センサーインタフェースの後ろに隠れています。2.54mmピッチのピンソケット4ピン×1列です。
「Gravity拡張インタフェース」は、シャーシ(基板)の両側にあります。2.54mmピッチのピンソケット3ピン×1列、またはピンヘッダー3ピン×1列のいずれかが利用できます。
シャーシ(基板)の後部に「エッジコネクター」があります。ワニグチ(ワニ口)クリップやターミナルが使用できます。
これらのインタフェースを利用して何かを創ろうとしたときに欲しくなるのがユニバーサル基板やブレッドボードです。
ブレッドボードは、あらかじめ決まったパターンで導通した無数の穴が開いた基板です。この穴に抵抗などの部品を挿すだけで、自由に回路を作ることができます。
電子工作[超]入門Lab.の「2-1.ブレッドボード」で詳しく紹介しています。
この記事では、micro:Maqueen V3.0にユニバーサル基板やブレッドボードを取り付ける方法を紹介します。なお、対象となるmicro:Maqueen V3.0は、オプションの電源管理モジュールを取り付けたものとなります。
5-7-2.ユニバーサル基板やブレッドボードを取り付ける
まず、「丸型ユニバーサル基板(50.8mm)」と「六角スペーサー(30mm/2本)」を用意します。秋月電子通商の通販サイトで、通販コード「P-08758」「P-07322」として販売されています。
micro:Maqueen V3.0の電源管理モジュールをネジ止めしている4ヵ所の内、後ろの2本を外します。このネジは後で使います。
ネジを取り外した穴へ、六角スペーサーを取り付けます。
丸型ユニバーサル基板の切り込みに合わせて、ネジ止めします。これで完成です。電源管理モジュール上のスイッチをオン・オフしたり、充電用のコネクタへのアクセスを邪魔することはありません。
丸型ユニバーサル基板を取り付けたmicro:Maqueen V3の姿です。なかなかカワイイ感じにまとまっていると思いませんか。後は自由に電子工作を楽しんでください!
丸型ユニバーサル基板の切り込みに合わせてネジ止めしているだけですが、見た目以上にしっかりしています。
また、丸型基板用のアクリルパネル(アクリル板)をネジ止めすることもできます。こちらは、秋月電子通商の通販サイトで、通販コード「P-11326」として販売されています。
丸型基板用のアクリルパネル(アクリル板)の上に、小型のブレッドボードを貼付するとこができます。