ツインドリルジェットモグラ号
書籍「メイカーとスタートアップのための量産入門(オライリージャパン)」のために作られたツインドリルジェットモグラ号を紹介します。
ツインドリルジェットモグラ号は、Maker Faire Tokyo 2019の特別講演「メイカーとスタートアップのための量産入門(小美濃芳喜さん)」にてお披露目の予定です。
ツインドリルジェットモグラ号とは
ツインドリルジェットモグラ号は、書籍「メイカーとスタートアップのための量産入門(オライリージャパン)」のために作られた商品です。この本は、著者である小美濃芳喜さんの40年以上にわたる経験をもとに、ツインドリルジェットモグラ号のプロトタイプから商品化に至る詳しい過程とノウハウがギュッとつまった、まさにメイカー必携の一冊です。
メイカーとスタートアップのための量産入門―200万円、1500個からはじめる少量生産のすべて
海外量産のベテランが教える、商品企画、プロトタイプから、原価計算、企画書の書き方、安全設計、金型知識、知的財産や法律知識、海外工場との交渉術まで。
- 著 者
- 小美濃 芳喜(著)
- 出版社
- オライリージャパン
- 発売日
- 2019/8/9
組み立て式のキット
ツインドリルジェットモグラ号は、組み立て式のキットですが、接着剤を使わずに、ネジ止めとはめ込みだけで手軽に組み立てることができます。組立てには、別途プラスドライバーが必要です。
micro:bitで制御
ツインドリルジェットモグラ号の制御基板上には、micro:bitのエッジコネクタを差し込むためのコネクターがあります。micro:bitは、キットに付属していないので別途購入します。
micro:bitのプログラミングによって動力源である2個のDCモーターを制御します。
最大の特徴は左右のドリル
ツインドリルジェットモグラ号の最大の特徴は、左右のドリルです。DCモーターによって生み出された動力は、大小2枚の歯車と終段歯車によって、ドリルへ伝えられます。ドリルの回転方向を組み合わせることによって、8方向(前後左右と斜め方向)へ動かすことができます。さらに回転速度を変えることによって、もっと細かな動きを与えることができます。
こんな感じで動きます。動画は、ラジコン化したツインドリルジェットモグラ号です。
制御基板(モーター駆動回路)
制御基板(モーター駆動回路)を詳しく見てみましょう。制御基板(モーター駆動回路)は、シャーシー上にネジ止めされ、電池ボックスの端子(プラス・マイナス)とあらかじめ接続(B+・B-)されています。また、2個のDCモーターは直接基板にはんだ付けされています。
micro:bit用コネクター(JK1)
micro:bitを差し込むコネクターです。
電源スイッチ(SW1)
電源スイッチです。
赤色LED(LED1)
電源スイッチをオン、またはmicro:bitとパソコンをUSBケーブルで接続すると点灯します。
モータードライバー(U1)
2個のDCモーターを駆動するためのモータードライバーDRV8833です。
レギュレーター(U2)
電源電圧から3.3Vを出力する低損失レギュレーターです。主にmicro:bitへ給電されます。
端子(P1~P20、GND)
micro:bitのエッジコネクターから引き出されたP1~P20端子とGND端子です。
おすすめ品
メイカーとスタートアップのための量産入門―200万円、1500個からはじめる少量生産のすべて
海外量産のベテランが教える、商品企画、プロトタイプから、原価計算、企画書の書き方、安全設計、金型知識、知的財産や法律知識、海外工場との交渉術まで。
- 著 者
- 小美濃 芳喜(著)
- 出版社
- オライリージャパン
- 発売日
- 2019/8/9