シミュレーター(スローモーション)
プログラムの動きをゆっくり確認する方法を紹介します。プログラムのどの部分が実行されているか、目で見て確認することができます。
2-2-1.シミュレーター(スローモーション)
JavaScriptブロックエディターで作ったプログラムは、左側にあるシミュレーターで動作を確認することができます。
micro:bit本体へプログラムを書き込む前に動作を確認することができるので、とても便利なのですが、そのままではプログラムのどの部分が実行されているのかわかりません。
カタツムリのボタン
そこで、今回紹介するのは、シミュレーターの下にある「カタツムリのボタン」です。このボタンをクリックすると、スローモーションモードとなりプログラムがゆっくり実行されます。
さらに、プログラムのどの部分が実行されているか、ブロックが黄色い枠で囲まれてわかるようになります。図2-2-1-3は、LED画面に「Hello!」と表示した後、ループカウンターの値によって、4種類のアイコンを表示するプログラムです。
スローモーションモードでの実行をやめるには、もう一度「カタツムリのボタン」をクリックします。
このスローモーションモードを使えば、複雑なプログラムを作っている途中でのデバッグや、ほかの人が作ったプログラムを解析する時など、とても役立つのではないでしょうか。
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