Scratch Linkのセットアップ【Windows編】
Scratch 3.0とmicro:bit(マイクロビット)を、Bluetooth(ブルートゥース)で接続するために必要なScratch Link(スクラッチリンク)をセットアップする方法を紹介します。対象となるOSのバージョンはWindows10です。
6-1-1.Scratch Linkとは
Scratch 3.0とmicro:bitを接続してできること
Scratch 3.0には、あらかじめ拡張機能としてmicro:bit(マイクロビット)が組み込まれています。Scratch 3.0とmicro:bitを、Bluetooth(ブルートゥース)という無線通信機能で接続することで、さまざまな操作が行えるようになります。
例えば、Scratch 3.0からmicro:bitのLEDスクリーンにアイコンやメッセージを表示したり、micro:bitがScratch 3.0のキャラクターを動かすコントローラーになります。
Scratch Linkとは
Scratch Link(スクラッチリンク)は、Scratch 3.0とmicro:bitを接続するために必要なソフトウェアで、あらかじめパソコンにインストールします。また、Scratch micro:bit HEXファイルを、あらかじめmicro:bitへ書き込みます。
6-1-2.Scratch Linkのセットアップ
Scratch Link(スクラッチリンク)のセットアップに必要な要件は次の通りです。
- 対象となるOSのバージョン:Windows10以上
- Bluetoothのバージョン:4.0
また、この記事で使用しているブラウザはGoogle Chromeです。
Scratch Linkのウェブページへアクセス
Scratch Linkのウェブページへアクセスします。
Scratch Linkのインストール用ファイルのダウンロード
「Download for Windows」をクリックして、Scratch Linkのインストール用ファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを開きます。
Scratch Linkのインストール
ScratchLinkSetup.msiファイルをダブルクリックします。
「Next」をクリックします。
「Finish」をクリックします。
Scratch Linkの起動
スタートメニューから「Scratch Link」を起動します。
ツールバーにScratch Linkのアイコンが表示されていることを確認します。
6-1-3.Scratch micro:bit HEXファイルの書込み
Scratch micro:bit HEXファイルをダウンロードして、micro:bitへ書き込みます。
Scratch micro:bit HEXファイルのダウンロード
「Download the Scratch micro:bit HEX file」をクリックして、ファイルをダウンロードします。
ダウンロードしたファイルを開きます。
Scratch micro:bit HEXファイルの書き込み
micro:bitとパソコンを、USBケーブルで接続します。Scratch micro:bit HEXファイルをドラッグ&ドロップして、micro:bitへ書き込みます。
6-1-4.Scratch 3.0とmicro:bitの接続
Scratch 3.0へアクセスします。「作る」をクリックします。
「拡張機能を追加する」をクリックします。
「micro:bit」を選択します。
接続可能なmicro:bitを探しているので、しばらく待ちます。
接続可能なmicro:bitが見つかると一覧に表示されます。「接続する」をクリックします。複数のmicro:bitがある場合、LEDスクリーンに表示されるメッセージが一覧の名前と一致するものを選択します。下図の例では「toziz」です。
「エディターへ行く」をクリックします。
接続が完了すると、チェックアイコンが表示されます。
これで、Scratch 3.0とmicro:bitが接続できました。
6-1-5.試してみる
ブロックパレットから「hello!を表示する」ブロックを、スクリプトエリアへドラッグ&ドロップします。
スクリプトエリアの「hello!を表示する」をクリックして実行します。micro:bitのLEDスクリーンに「hello!」が表示されれば成功です。
Scratchキャットをmicro:bitで動かす方法は「6-2.ボタンでキャラクターを操作する(1)」で紹介しています。