準備するもの
2個のサーボモーターを使用して、ボール紙で二軸のロボットアームを作ります。この記事では、ロボットアームの製作に必要な材料と工具を解説します。
紙工作ロボットアーム製作の工程(目次)
- 準備するもの・・・いま読んでいる記事
- 展開図のダウンロードと印刷
- ロボットアーム(中)を作る
- ロボットアーム(先)を作る
- ロボットアーム(元)を作る
- 組み立てる
準備するもの(材料)
紙工作ロボットアームの製作に必要な材料(パーツ)を紹介します。
サーボモーター(2個)
紙工作ロボットアームは、アームを前後・左右に傾けることができる二軸のロボットアームです。アームの駆動には、Tower Pro社のマイクロサーボSG92Rを2個使用します。付属している3種類のサーボアームのうち、十字のものを使用します。
マイクロサーボSG92Rは、軽量コンパクトで、従来のSG90より耐久性とトルクが増しています。紙工作ロボットアームの駆動装置として、ぴったりのサーボモーターです。
ボール紙(A4サイズ・4枚)
紙工作ロボットアームの筐体は、その名の通り紙で作られ、丈夫なボール紙(厚紙)を使っています。ボール紙は、厚み0.5mm~0.6mm程度・A4サイズのものが4枚必要になります。また、ボール紙に展開図を印刷するので、お手元のプリンターで手差し印刷が可能なものを選んでください。
おすすめのボール紙は、100円ショップで購入可能な「A4厚紙 両面白色 サイズ306mm×220mm・厚さ0.58mm(8枚入り)」、またはコクヨの「板目表紙 A4版用 サイズ302mm×215mm(10枚入り)セイ-830N」です。
カシメ(2組)
カシメは、手芸で革や布を止めるときに使われる金具です。通常は、カシメ(凸)とカシメ(凹)を合わせて、木づちなどの打具で打ち付けてしっかりと固定します。
紙工作ロボットアームでは、アームが前後・左右に傾くように、アーム同士を接続するための軸として利用します。カシメ(凸)とカシメ(凹)をパチッと音がするまで差し込むだけなので、打具は不要です。
おすすめのカシメは、クロバーのカシメ両面(小)です。色は、シルバー(ニッケル)・ゴールド(アンティークゴールド)・黒(黒ニッケル)があります。
準備するもの(工具)
紙工作ロボットアームの製作に必要な工具を紹介します。あれば便利というものも紹介していますので、すべてそろえる必要はありません。代用できるものがある場合は、それを使いましょう。
カッターナイフ
主に直線を切るために用います。刃がなまるとキレイに切れなくなるので、必ず新しい刃を使います。写真は、刃が出し入れできる折る刃式のカッターナイフです。使用時のぐらつきを防ぐため、出す刃先は最小限にします。
カッティングマット
カッターナイフの刃から、机を守るだけでなく、刃を保護して長持ちさせます。用紙より大きめなサイズのものを用意します。写真は、折りたためるA3サイズのカッティングマットです。折りたたんだ状態(A4)でも使用できます。
ナカバヤシ カッターマット 折りたたみカッティングマット A3 スカイブルー CTMO-A3SB
A3サイズでたためばA4サイズになるカッティングシートです。スカイブルー・ダークブルー・オレンジ・グリーン・ピンクの5色あります。
カッティング定規
カッターナイフで直線を切るときのガイドとなる定規です。カッターナイフの刃で、傷が付いたり削れたりしないようにアルミやステンレスの定規を用意します。写真は、アルミ製のカッティング定規です。
裏面に滑り止めとなるスポンジが付いているので、軽く押さえるだけでズレにくくなっています。
誤って、カッターナイフの刃が定規側に滑ったとき、指を刃から守るための「危険防止壁」が設けられています。
シンワ測定 アルミ直尺 アル助 30cm シャイニングブルー 65415
カラーアルマイト仕上げ。危険防止壁でしっかりガード。裏面すべり止めスポンジ付き。アルミ色・シャイニングブルー・シャンパンゴールド・ペールピンク・ホワイトの5色あります。
はさみ
主にカーブした部分を切るために用います。
両面テープ
15mm幅の両面テープを使用します。
ニチバン 両面テープ ナイスタック 強力タイプ 15mm×18m NW-K15
強力タイプの両面テープ。紙工作や図工教材の製作、ディスプレイやPOP広告の固定、金属やプラスチックなどの平面接合などに最適です。
ルレット
ルレットは、手芸で布に型紙を写すときに使われる道具で、ギザギザの刃が小さな穴の開いたラインを作り出します。ルレットを使って、ボール紙の折り線に沿ってラインを引いておくと、キレイに折り曲げることができます。
コンパスカッター
円を切るのに用います。円の中心点が決まっている場合は、中心点が合わせやすいコンパス型のコンパスカッターを使います。